先月末に観そびれた「英国王のスピーチ」(The King’s Speech)を鑑賞してきました。映画はあまり観ないのですが、なかなか面白かったです。

人前でスピーチすることが苦手な英国王子が、兄の退位で王位についたとたんに、独国との戦火を交えることになる・・・・と、ストーリーと結末は想像がつきますが、様々な視点で観れました。

登場人物の服装や所作、当時のオーディオ技術・工業製品、英国王室の生活(脚色してあったかも)、英国民の王室への意識等を観ていました。何か視点が違うかも知れませんが、こんな見方も有りかなと~。

また、ヨーク候(主人公)が、子どもたち(後のエリザベス2世+1名(誰だっけ?))に創作話をするシーンで、ペンギン王子の手が魔法によってアホウドリの羽になったおかげで、子どもたちを抱きしめることが出来ました~。と、実際に抱きしめる場面があったのですが、このシーンが妙に印象に残っています。心やさしい王子様なのでしょう。

スピーチライターがいて、原稿を喋るだけのことなのですが、国民のこころに響かせるにはどうすればいいか?戦争という非常時に直面して、国民を安心させ、そして鼓舞させるには・・・。結末は分っているものの、ハラハラしながら観ていました。結局は戦争映画?。

そして・・・現在、日本で発生している事故と、報道されるスポークスマンの喋り方や所作をダブらせていました。はたまた、自分自身はどうなのかな?