牧谿(もっけい)の「猿図」が、日経紙文化面「手 十選」で紹介されています。

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これは「等伯」に登場したので、記事にするのは2回目。

手長ザル?か、種類は不明な猿ですが顔付きが優しく、じっと見ていると子猿に対する親猿の深い愛情が感じられます。

水墨画というモノクロの世界ですが、絵からは暖かい雰囲気が感じられます。

 

ちょうど、お互いの顔が会う位置に、親猿のフカフカな毛に覆われた腕に、子猿がスッポリと収まっている・・・。

食べ物は足りているのか?。

外敵はいないか?。

季節はいつ頃なのだろう?。

この絵の親猿に雪が積もっていたら・・・こころを締めつけられる気がしませんか?。