以前ブログに書いた映画、「ブリューゲルの動く絵」。

最終日間近、ギリギリセーフで鑑賞。

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ファンタジー?哲学?歴史?宗教?・・・。

娯楽作品のつもりで見たので途中から少々・・・違和感が~。

 

ピーテル・ブリューゲル「十字架を担うキリスト」

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この絵を舞台に描かれている人たちを、それぞれ取り上げながら物語は進んでいきます。

絵を見ていろいろと想像することが、そのまま映像化されています。

これはとても美しい。

またタイトル通り、宗教色が映像化されると・・・これはリアルでグロです。

 

映画の中では同時進行で、人々の活動・ドラマが繰り広げられる。

当時の生活様式や風習が(多分)忠実に再現されています。

衣服の衣擦れ音が、リアルさを増します。

フランドル地方(ベルギー辺り)に限らず、16世紀のヨーロッパはかなり乱暴な世界だと思われる。(日本もそうか。)

そのためか、慎ましく生活する庶民(農民)が登場していますが、絵画も映画もあたたかい眼差しで見守られているように描かれているような気がします。

 

絵の持つチカラの為か~、筆者のココロがフワフワしている為か~、ジッと見ていると絵に引き込まれそうになります。

楽しい絵ならイイのですが、宗教画や難しそうな絵はチョッと・・・・。

 

今回は絵の方が動いてくれるので、客観的に見ることが出来て良かったです。

摩訶不思議な寓話の世界に迷い込みそう・・・。

(「バベルの塔」は、さり気なく2ショットくらい登場してました。)