ユベール・ロベールという画家の展示が、国立西洋美術館で開かれているとの新聞記事あり。

初見の画家名と絵ですが、ネットで探してみました。

「廃墟の画家」とも呼ばれているという。

でも史実の廃墟ではなく、空想の廃墟。

ユベール・ロベール「古代遺物の発見者たち」.jpg

「古代遺物の発見者たち」

映画のワンシーンのような絵ですな。まさに想像画。

現実の廃墟(朽ち果てた建物)は栄枯盛衰、諸行無常、モノ悲しいさを感じます。でも反面、懐かしさやホッと?したような感じもありませんか?。

廃墟マニアとよばれる人たちもいるという。

ユベール・ロベール「アルカディアの牧人たち」.jpg

「アルカディアの牧人たち」

アルカディア(理想郷)にも廃墟はあるか?。そもそも理想郷ってなんだろう。

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 イメージとしては↑↑↑こんなのみたいです。

各人は各人の理想を求めて、仕事や勉強をしていると思うわけですが、みんなの理想は同じではないですね。

それぞれのアルカディアをそれぞれが思い描いているのか。

ということは、ひとのこころにあるアルカディアは、決して廃墟にはならないな~。