「都市と消費とディズニーの夢~ショッピングモーライゼーションの時代」 速水健朗 著~という本がFacebookで紹介されていました。

また、併行読みの本が増えるか・・・でも、商業関係者としては読んでおかなくては~と思い、早速入手。

著者は、ショッピングモール化する都市を、「ショッピングモーライゼーション」という造語であらわしています。

近代商業施設の歴史、ショッピングモールの歴史と、都市(この場合はダウンタウン)の衰退と再開発による復興が書かれていて、その中でウォルト・ディズニーが理想とした都市計画のエッセンスがディズニーランドに在ることが述べられています。

立地する地価に、見合った床面積を確保する建物が要求され、それが商業施設=ショッピングモールのケースが多くなっているとも。

著者は、ショッピングモールの愛好家にして研究家を自称するだけあって、とてもよく調査・研究されて、興味深かい内容が多かったです。

ただ、都会の有名商業施設が多く登場し、それらが立地する都市や地域を代表する顔であると書かれているように感じましたが、建物が「まち」を代表するのではなく、「まち」に住まいし活動している「ひと」たちが、「顔」として表れなければいけないのでは?。(アオクサイ・・・、都会では通用しないか。)

地域の歴史や歴史建造物、自然環境もそうです。

 

都会でしか人を集められないし、都市はショッピングモーライゼーションすることが正しい!ということのようですが、自由の国アメリカで生まれ、豊かさの象徴であるショッピングモールについて、書かれた本ですからイタシカタナイかも。

後半は、多少~批判気味に読んでいる自分がいました。(田舎の零細SC関係者だからか・・・。)

 

さて、参考文献に挙げられていた中に「ザ・ショッピングセンター 玉川高島屋SCの20年」倉橋良雄 著がありました。

以前、読んだことがあり、業務上の勉強になったし勇気付けられた覚えがあります。

これを機に再読してみよう。

 CIMG6433.JPG