日経紙文化面連載の、「昆虫観察 十選」から~。

デューラー「ヨーロッパミヤマクワガタ」

デューラー ヨーロッパミヤマクワガタ.jpg

1505年に描かれた水彩画。

細部まで描かれて、今にも動き出しそう。写真より、リアルに感じます。

このような甲虫類は夏の定番で、捕まえたりカゴで飼っていたりした思い出が浮かびますね。

 

・・・ヒドイ話だが、寿命尽きた甲虫の手足を取って!バラバラにした記憶があります・・・。

何故、そうしたのかという理由は思い出せない。

ミドリや赤の成分不明の液体と注射器が入った”昆虫採集セット”という、現在では、あり得ない玩具?も普通に販売されていた時代。

子どもは(人間は)、モトモトこのような残忍性を持つものなのでしょうか?。

それに、大きい虫より小さいモノを、その対象にしていた。

弁解がましいけど、これはとっても一般的だった気がします。

ということは、小さいモノやチカラが無いモノに対しては、何をしてもイイといった気持ちが本能的に潜在しているのが人間なんでしょうかね。

 

クワガタの絵で、夏の楽しい思い出を語るつもりが、ヒトの暗黒面?になってしまった・・・。