「地域再生の罠~なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」

「商店街再生の罠~売りたいモノから、顧客がしたいコトへ」 久繁哲之介 著(両方とも) を連読~。

 

う~ん疲れた~、でも続けて読んだおかげで理解が進んだかな?。

商店街関係者必読!の書?。

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・・・社員を大切にしない会社は歪んでいく。それと同じように、市民を蔑ろする都市は必ず衰退する。どんなに立派な箱物や器を造っても、潤うのは一部の利害関係者だけで、地域に暮らす人々は幸福の果実を手にしていない。本書では、こうした「罠」のカラクリを解き明かし、市民が豊かになる地域社会と地方自治のあり方を提示する。・・・

・・・「大型店に客を奪われた」というのは、幻想である。商店街衰退の本当の理由は、「成功例」を模倣する公務員と、意欲の低い商店主にあった。レトロ商店街、キャラクター商店街、B級グルメ商店街、シェア起業、スローフード、民間図書館など数々の事例から、商店街衰退を引き起こす「罠」を見つけ出し、再生へのヒントを提示する。・・・

 と、カバーや帯には挑発的!な言葉が連なります。

 メディアに登場する有名某地域イベントや、隣県T市のまちづくりに批判的な書き方をしていますね~。

他にもかなりキツイ言い方が目立つ。

“土建工学者などの専門家” や ”公務員”への批判は、2冊ともに貫かれています。(誰のことだ?。)

商店街本体への批判も・・・。

まちや地域がもつ、”度量”みたいなモノが存在することで実現できることがあります。(著者の提案。)

その”度量”を築いてきたのは、地域で連綿と活動してきた商店主さん達なんですけどね~。

 このように商店街活動に関わっているためか、著者の考えに賛同しかねるところもありました。

 

モチロン、的を得た指摘と提案も多々あります。ショッピングセンターでも使える内容もありました。

やはり、考えるより先ず行動だな!。

 

家庭と職場・学校に続く、”サードプレイス”になれるか?。