月別アーカイブ: 2013年10月
物騒な超訳
2013年10月30日 ブログ
佐藤 優氏が自身の新聞コラムで、紹介していた「超訳 小説 日米戦争」 訳著 佐藤 優 を読みました。
原作は、大正9年(1920年)に発表された 樋口麗陽作 「小説 日米戦争未来記」という空想小説で、当時はかなり話題になったようです。
~西暦一千九百年代末期、日米戦争が愈々(いよいよ)勃発。
開戦まもなく、日本の主力艦隊は米軍により全滅さる。
絶体絶命の祖国を救わんと、日本の石仏博士は艱難辛苦の研究により、
電波利用空中魚雷、空中魚雷防禦機、空中軍艦の三大新兵器を発明。
だが、しかし、米国艦隊の本土急襲には間に合わない!。~
小説部と解説に大きく分かれている本です。
小説部はテンポが良すぎて?話の進みは速く、読んでいて疲れます・・・。
出来事をほぼ時系列に沿って説明していく内容です。
第一次大戦終了後、大きな戦争は無く20世紀も終わり近くになって日米戦争が勃発。
地政学でいうと日米とも海洋国家であり太平洋を挟む両国は、いずれは衝突する運命にあった・・・。
アメリカは敵を作り出さずにはいられない国で、デモクラシーの宣伝、正義・人道主義を看板として世界の国々をあざむき、その実、アメリカ一流の資本による侵略、経済的支配をもって世界を思うように操り、新興国・日本の鼻の先をへし折るか、抑えこんでアジア大陸の経済的利権を手に入れて、世界の資本的盟主、経済的専制君主になることを目的にしている・・・。
アメリカは極悪非道国として描かれています。
現代のこと?~超訳なんで、訳者の意見がかなり入っているかもしれない。
また、日本陣営VSアメリカ陣営の対立軸は、後年の同盟関係をほぼ予想しているし、1920年の時点で科学(兵器)技術も含めてなかなか鋭い予想がされている。
電波利用空中魚雷って巡航ミサイルのこと?。
大正時代のSF小説としても面白いし、解説で国際政治の一面を知ることも出来る、興味深い一冊でした。
佐藤 優氏のインテリジェンス論についつい引き込まれてしまいます。
箏・三弦始めてみませんか?
2013年10月28日 ブログ
K・C・G10月例会に参加。~13本の弦がつなぐ伝統文化の可能性~
今回は趣向を凝らし、生田流正派邦楽会 師範 北村雅恋(がれん)さま による箏(こと)演奏です。
楽器演奏を間近に聞く機会もあまり無いので、箏演奏はかなりのレアケース。
プラス、ビジュアル的?にも◎であります。
箏初心者にも馴染みやすいように「荒城の月」「桜」「少年時代」とメジャーな曲を奏でていただきました。
楽譜があれば現代曲でもOK。ただし、現代曲の即興はやや難しいみたい。
箏の弦に番号があって、数字で書かれた楽譜は初見です。
某有名企業の役員さん・・・演奏に挑戦、とてもウレシそ~。
箏の音色を聴いているとココロが和みます。
普段から聴く機会は、ほとんど無いが聴いていると懐かしく、居心地がよく、曲によっては眠くなる。
“和ごころ”というか、日本人のDNAに永年に亘り刷り込まれてきたモノが、箏の音色に共鳴するのでしょうか?。
ココロに響き亘る演奏でした。
北村さま、ありがとうございます!。
また、演奏してくださいね~。
オ・モ・テ・ナ・シ
2013年10月27日 ブログ
とある飲食店を知人と訪れました。
定期的な食事会で、情報交換?から種々雑多な話題まで網羅する二人の雑談・食談です。
今回は入店時や会話の合間に、周りのお客さまの様子を伺うと・・・日本人が少数派!。
どうも香港~台湾~シンガポールからのお客さまのようです。
とっても、和テイストかつ有名店でもあるためか・・・でも、このような状況は初めて。
丁度、市内で海外向けの商談会が開催されていたためかもしれない。
お店のご主人は、なかなかエンタティナーですね~。
日本語しか話していないのにコミュニケーションとれています。
先日、北陸新幹線車両名が決まって、開業へのムードが一気に高まった感があります。
開業したら首都圏からのお客さまだけではなく、海外からのお客さまも今より増えるかもしれませんね~。
おもてなしのココロで・・・とはヨク聞く言葉。
ムタムタでも、オモテナシを発揮できるか?。
本日(10月27日)で、通算1,000記事に達しました。
よく続いたな~と開始当時を思い出す・・・。
ハードトーク
2013年10月26日 ブログ
誰も戦争を教えてくれなかった 古市憲寿(ふるいちのりとし)著を読む。
著者は、1985年生まれの社会学者です。
本帯の写真がチャラそう?なので、何を書いてあるかチョッと見てやる!~という気で読んだのだが・・・とても読み応えあり!。
国内外の50余りの戦争博物館・平和博物館を訪れて感じたことや学校教育、徴兵制度、憲法問題等々、現代の若者から見た「戦争」が語られます。
それも客観的で冷静に~。
第二次大戦のような国同士の総力戦は非現実的。
戦いの最前線~は、遠く離れた場所ではなく、テロ活動で突然に身近に出現する可能性がある。
そして、「戦争」という言葉も「治安維持活動」と、言い換えられる可能性を指摘しています。
隣国の悪態をついたり、改憲論争や徴兵制復活とか、何でもカンでも言えるのが~当たり前。
それが、平和な世の中なのです。
カオス
2013年10月25日 ブログ
先日の出張時、話題の商業施設が続々と誕生しているのでチャベチャベ行ってみる。
商業施設内の館内アナウンスって、女性の声という印象があります。
ところが、訪れた大阪の某最新K百貨店のエレベーターホールに流れるのは男性の声だった。
録音されて、定期的に流れるものでしたが、何処かのテーマパークっぽくてヨカッタかな?。
そう感じさせる(アミューズメント感)のが目的かもしれない。
超弩級の建物が林立・・・。
とても洗練され、行き交う人々も颯爽と通り過ぎていく~華やかな都心やターミナル駅周辺。
反面、前回書いた「聖地巡礼」の際に目にした、ややダークな面も点在します。
キラキラと輝く街の足元には、混沌とした世界が拡がっていた・・・。
明暗が入り混りつつも統制のとれた環境(カオス)が、都会・人間社会。
どうぞ、お寛ぎください~
2013年10月24日 ブログ
めん処あかさかの日替わりランチ!。
この日のメインは天ぷらうどんです。
野菜サラダが付いてくるので、外食ばっかり派にはアリガタイ。
ややカロリーオーバーかもしれないが、コスパ高いと思います~750円也。
モチロン揚げたての天ぷらがのってます。
ゆったり寛いで食事していただくのが、めん処あかさかのポリシーなんです。
ゆっくり味わって食べればいいのですが、ドーモ永年の習慣でアセクッテ食べてしまいますね~。
ヤレヤレ~ゆっくり食べることが叶うのは何時かな~。
里山資本主義
2013年10月23日 ブログ
話題の書?、『里山資本主義』-日本経済は「安心の原理」で動く 藻谷浩介・NHK広島取材班 を読みました。
『里山資本主義』・・・かつて人間が手を入れてきた休眠資産を再利用することで、原価0円からの経済再生、コミュニティー復活を果たす現象。
カバーオン・カバー?の本は初めて。
でも、コレって『里山~』の主張から反れるんじゃね?・・・と軽くツッコんだりします。
紹介される里山や過疎地での事例は素晴らしいが、様々な条件が揃って成り立つ面もあります。
事例をそのまま再現するのではなく、『里山資本主義』の考えで地域再生を図る。
それが拡がれば、対極の「マネー資本主義」から見た、”日本の未来は暗黒論”から転じ、”明るい未来”が訪れるだろう。
以前、読んだ~地域・商店街再生の罠~シリーズ?を思い出します。
キーマンがいて、コミュニティー復活、地域の個性・・・なんか似ていますね。
身の丈にあったやり方で堅実にやっていこうよ、そうすれば今までとは違う”明るい未来”になる。
本にあるように、燃料を地産の木材ペレットでまかなうコトは、ハードルが高いですが、”地産地消” 身近なモノは地元で買うことは出来ます。
『里山~』の実践第一歩。
これからは、力強くしっかり前を向いて進む~から、うつむいて足元を見ながらユックリ進むコトがトレンドになるのかな?。
聖地巡礼?した
2013年10月22日 ブログ
本日(10月22日 火曜日)は、設備点検のため一階部は休館とさせていただいています。
なお、クリニック棟と地階店舗は通常通りの営業となっております。
さて、大阪シリーズ?第3弾。
先日、読んで感銘?を受けた「聖地巡礼 Beginning」。
そのチャプター1は、~大阪 上町台地 かすかな霊性に耳をすませる~
大阪天満宮~難波宮跡公園~生國魂神社~合邦辻~四天王寺
セッカクなので巡ってみました!。
実際は、歩いて巡礼~ではなく、地下鉄で移動しながらです。
起点の大阪天満宮。
難波宮跡公園 大阪城が間近に見える。
生國魂神社 なんか周囲の環境(風紀上?)がスゴイんだが・・・、神様はどう思っているのだろう?。
合邦辻(がっぽうがつじ)・・・は、時間の都合で寄らず・・・。
四天王寺 地下鉄で移動したものの、かなり歩いた・・・。
直線距離で約7㌔の巡礼?でした。特に”霊性”は感じなかったが・・・。
やはり、自らの足で歩まないとイカンのか?。
ヒヨッとしたら、そもそも巡礼してみよう!と思ったこと自体、それぞれの場所に引き寄せられる、”何か”があったのでしょうか??。
今でこそ、巡礼地の立地はビルに囲まれた環境となっていて、やや分かりにくくなっているが創建当時はとても目立つ存在だったのでしょうね。
大都会の別の面を見ることができてよかったかな。
次回は、京都・奈良へ!、(巡礼)行きたいな。
ラン・覧
2013年10月21日 ブログ
10月20日(日)午前中に、町内会の犀川大通り植樹帯清掃がありました。
あいにくの雨でしたが、早い時間から草むしり&清掃に勤しんでいらっしゃる方々多数・・・。
地域の底力って、このような場面に現われるのでしょうね。
また、当日は百万石ロードレースが開催されていました。
清掃が一段落した頃から、ランナーの皆さんが続々通り過ぎていきます。
肌寒く降雨もあるというバッドコンディションですが、参加者が多いですね~。
清掃終了後も、オジ友ランナーが何人もエントリーしていると聞いていたので、居残って声援を送りました。
以前、エントリーしたこともあったが・・・。身体のパワーはオトロエテイマス・・・。
エントリーの皆さま!オツカレサマデス!、成績はいかがだったのでしょうか?。
くれぐれも体調管理にはご留意くださいマセ~。
オペラパーク
2013年10月20日 ブログ
久しぶりの大阪だったので、あちこち視察・見学、見聞?を拡げることに~。
先ずはセミナーで紹介されていた「ポップタウン 住道オペラパーク」へ。
以前から、専門誌等にも載っていたので名前は知っていましたが、訪れるのは初めてです。
開業は1972年といいますから(41年!)と老舗SCです。
2008年~2010年にかけてリニューアルし、現在のカタチになっています。
駅前(JR住道駅)商店街に立地。住宅密集地で、周辺環境はややゴチャゴチャ感(失礼!)アリ。
何やらテーマパークっぽい建物と、その敷地内に目を引く、”門”がありました。
赤い部分に何やら書いてある・・・。
PĀX INTRĀNTIBVS SĀLVS EXEVNTIBVS(?)読めない・・・。
~赤門とラテン文字~
赤門はセビリャのアルカサール入口にある。
ラテン語でドイツロマンティック街道のローテンブルグ南門を入る時、
「入る者に平和を」そして出る時に、「出ずる者に安泰を」と書かれている。
門に銘板が埋め込まれていて、このように書かれていました。また別の銘板があり、コチラには・・・。
~花の小径~
イスラム教徒がスペインを支配していた頃はコルドバが首都であった。
その街の美しさは世界遺産地区となっている。
薔薇・シュロ・糸杉と季節の花が微笑んであなたの来館を歓迎しています。
建物が語っている・・・。
心の中で「スゴイ!」と叫び、背筋がゾクゾクしました、トリハダもの・・・。
哲学?ポリシー?理念?~イヤッ、モット本体(身体)を貫き通すような”真芯”のようなモノを感じる。
他にも、オーナー様の心意気を感じ取れるモノが、「ポップタウン八景」として建物と敷地内に有りました。
インテリ~に憧れるワケではないけど、カッコいいなァ。
当然ながら、館内は賑わっておりました、スバラシイ・・・。
久しぶりに大阪・・・
2013年10月19日 ブログ
セミナー出席のため大阪まで~。
・・・甚大な被害を各地に残した台風26号の影響による停電・強風で、列車ダイヤが大幅に乱れていた!。
前日までの天気予報を見る限り大丈夫!と思って駅に行ったところ~乗る予定の列車が運休になっていたのでした。
急遽、窓口で取りあえず一番早く動きそうな列車に変更してもらいホームに止まりっぱなしの列車に乗り込む。
しばらくして動き出す・・・ヤレヤレ~と思ったのも束の間、後続列車のスペース確保のため、西金沢駅での待機でした。
なんとか動き出す~米原経由の遠回りで大阪へ。
予定より1時間半遅れで到着、ギリギリでセミナーに間に合った!。
できれば経験したくない出来事でしたが、窓口・列車運行・設備修理・乗客へのアナウンス等・・・JR西日本の対応はスゴイな!と感じる。
そんなん当たり前だろ!とも言えますが、非常時・緊急時の対応を各部署が連携してスムーズに進めていくこと、大きな組織が一体となって列車の速やかな運航再開に向って動いている!というコトはスバラシイ!。
線路は日本全国に繋がっているので、自社管轄エリアだけではなく、他エリアとの連携も瞬時に行われたでしょう。
「ご乗車のお客さまには、お急ぎのところ列車が遅れまして誠に申し訳ございません~。」との車内アナウンスもスッと聞けました。
北海道~で問題が多発しているとの報道がありますが、鉄道会社ってスゴイ組織だ!、と思ったのでした。
シューズメンテナンス
2013年10月18日 ブログ
タマには靴磨きしよう!。
ということで、下駄箱(・・・ってまだ言うのかな?)から何足かひっぱり出してメンテナンス。
ブラシをかけて~靴墨塗って~ストッキング生地で磨く。
磨く前に、水を数滴垂らすとイイといいますが今回はパス。
ケッコウ傷が付いているな~。あの時、つまずいたからかな~、なんて思い出しながら作業。
アレ?この靴は・・・。
たしか~遥か昔の就活(当時はリクルート活動といったかな。)の際に履いていた靴を発見。
奥の方にあって永年忘れ去られて?いました。
うっすらと白く(カビ?)なっていたが、ブラシをかけて靴墨&磨くと~復活!。
履いてみるとヤヤキツイ。
体重もウエストも当時と比べて、ランクアップしているのでフットサイズもアップしたか?。
今でも目安は、7 1/2 なんだが・・・。
当時、フンパツして買ったんで、大事に履こうと思い、イザ!という場合に備えて、”大事に仕舞い過ぎ”ていたのでした。
この靴を履いて~あこへ行った、ドコソコへ行った~、そうそうココにも行ったな~、こんなコトもあったな~。
昔話をシミジミと思いだす。
日常的に履いていたら、いろんなことは印象に残らないだろうし、第一に今まで靴自体が存在していない。
この靴で、これから~どのような思い出をつくっていけるのでしょうかね?。
素晴らしいコトばかりだといいな~。
聖地巡礼
2013年10月17日 ブログ
聖地巡礼~Beginning~ 内田樹×釈徹宗(対談集)。
先日あった読書会の課題本を決めるなかで、これは面白い!と話題になっていたので読んでみる。
特に特定の宗教拠点を巡るのではありません。
また、サブカル的な”聖地”を訪ねるのでもありません。
主に大阪~京都~奈良の神社・仏閣を著者たち(巡礼部)が巡りながら、その場所の歴史や由来などを語り、感想を述べあったりします。
タマ~にやっている「まち歩き」の拡大版みたい!。
思想家さんと、お寺のご住職さんなので、単なる観光の延長ではなく、かなり深耕した説明が付きます。
太古からの首都であった奈良・京都は”霊的”な思想の基で、まちづくりが行われたといいます。
大阪も昔から存在する有力な”まち”だが、時の権力者によって”霊的”な連携が断ち切られて常に国内では先頭に立てないらしい。
現在、今までに行われた、”霊的”に無秩序な再開発で、ますます低迷傾向にある?。
コレは面白い!。
登場する歴史上の人物や、”聖地”の位置を知りたいがために、検索サイトとマップを開きながら読む。
現地に行ってみたい!、聖地巡礼したい!。
本に書かれていた”霊性(オカルトではない、畏敬の念みたいなモノ?)”を、現地で感じてみたい!。
“金沢”は城下町。
お城がある小立野台を挟んで、寺町と卯辰山に寺院群があるのは軍事的な理由から~、と聞きますが、”霊的”な効果を図ってはいなかったのかな~?。
こんな視点で、”まち”を巡るのも楽しそうです。
続編を期待!。