月別アーカイブ: 2014年2月
もうすぐ絶滅するという紙の書物について
2014年2月13日 ブログ
「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」
ウンベルト・エーコ ジャン=クロード・カリエール 工藤妙子 訳
薦められて読み出すものの~400ページ超に手こずる。
インキュナビラと呼ばれる15世紀に印刷された書籍を収集する等、書物が大好きで造詣が深いエキスパート同士の対談をコーディネートする作家ジャン=フィリップ・ド・トナックと前述のお二方が織りなす~本大好きワールドです。
それでも、対談者らは所有する蔵書のすべてを読んでいるわけではなく、読まなければならないとも思っていない・・・という話にホッとする。
ワインのように本を寝かして、後で読む・・・というのもアリですね~。
本が熟成するのではなく、読み手が熟成するまで待つ!。(成るか?。)
電子書籍が普及し始めて、従来の紙書物が無くなるのか・・・イヤ無くならない。
電子メディアは決して万能メディアではない。確かに電源が無いと再生できないし、再生規格に応じた機器が必要になる。
その点、紙の本は何処でもあまり制約なく読めるし、適切な場所さえあれば長期の保管も可。
しかし、その本も原材料の紙パルプが原因で自壊し、来世紀まで残るかどうかの心配があるそうな。
過去には、言論や思想統制のために焚書の歴史もあるし、未来でも「華氏451度」のようなことが起こらないとは限らない。
そもそも、いつでも好きな本を購入して読めるということは、とても素晴らしいことだ!、ということに気付きました。
書店で、興味ある本を見つけて読み出すまでのワクワク感ってタマラナイ。
言葉遊び
2014年2月12日 ブログ
某所にて会食・・・。
その際に出てきた椀物のフタに書かれた文字に注目!。
上から時計回りに、「吾」「知」「足」「佳」と読むのかな?。
ネットで意味を調べたら~「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」というのが出てきた。
こんなツクバイ(手水鉢)があるらしい。
隹(スイ・トリ)=佳なのでしょうかね。
美味しいモノをいただきながら、足ることを知る・・・というのは、やや皮肉が入っている?。
吾佳足知(われ よき たるを しる)・・・オレはいいモノがいっぱいあるのを知っている!という読み方が合っているとか。
アナグラムで、吾知足佳(ご ち そ(く)う よし)とかいうのもアリ?。
吾は唯、食べるだけではなく口からも知識を充足しています~とも言ってみる。
呑気な悩み
2014年2月11日 ブログ
パソコンOSのXPのサポート終了+年度末間近+消費税増税前ということもあり、PCの広告が目立ちます。
日常使っているノートPCは、Windows7で操作性やスピードには特に不満は無いが、自宅のデスクトップはVistaで約6年前のモノ。
購入当時はかなりハイスペックで、使っていても不満は無かったが、スピード感が無くなって来て、最近はあまり使っていない。
ハードディスクが満タンだったので外付けに移したりしましたが~、なんか動作がノロいままでした。
自宅でPC前にかじり付いているのもイヤなので、多少の不都合を感じながらもマァいいか~と、そのままにしていたのですが・・・。
届いた広告に目が留まります。
それともタブレット端末に・・・しようか?。
一人、広告を見ながらニヤニヤしていました。
チョッとだけベジタリアン
2014年2月8日 ブログ
食事は、外でいただくことが多いです。
なるべく野菜が多いメニューを選んだり、別にサラダをオーダーしたりと、身体にやさしいというか健康面も考えているつもりですが、ハイカロリーな食事になることが多々・・・。
先日、仕出し業を営む、知人のU氏が販売中の愛菜カレー(商品名)をいただきました。
肉類不使用、原材料は野菜のみ。それも地産地消で地元産野菜を使用です。ベジタリアンカレー。
お米は玄米風古代米でやや固め、このカレーとの相性はイイ。
辛みも野菜の甘さも感じられて、個人的にはGOOD!です。
カレー100グラムあたり76キロカロリーということで一般的なカレーの1/3らしい。
付け合せの野菜は油で素揚げしてあります。
これがカロリー高いかも・・・。
ともあれ、昼食にしてはとっても健康的な食事なのでした。
すぐに、お腹空くかな~と心配しつつも、定期的に食べてもいいな~と思った愛菜カレーなのでした。
酒は飲んでも・・・
2014年2月6日 ブログ
この季節は特に飲酒の機会が多いです。
それも國酒でもある「日本酒」。
とても好きな日本酒なんですが、度が過ぎてしまいがちで、翌日は体調不調に陥るのが定番コース。
先日も知人と二人で、各地の地酒をいただきながらムタムタと語り合いました。
ウマい美味いと飲みながらも、こころの中では・・・「明日はツラくなるな~」。
ところが次の日は多少の寝不足を感じるものの、不調は無いのでした。
特に特別なことはしていないが・・・。
佐藤 優が、酒場で深夜まで語り合った翌日もシャッキ!っとしていた~と書いてあったのをどこかで意識していたのかもしれない。
または、会話が程よくアルコールを発散したのかも・・・。
しかし~過信しないように、ホドホドにたしなむようにしなければ・・・。
同志社大学 神学部
2014年2月5日 ブログ
「同志社大学 神学部」 佐藤 優 を読みました。
著者が同大神学部で学び、友人たちと酒場でウオトカを何本も空けながら神学論争し、新左翼系運動にも関わった学生時代が克明に描かれています。
思想系の内容の辺りは、文字を追うだけで眠たくなる・・・。
そのために手こずりました。
学生時に、このような難解な内容が日常にあふれていたとは信じられない。
グータラ生活を過ごした誰かさんとは大違いなのでした。
外交官になってチェコスロバキアに渡りチェコ語を身に付け、チェコで神学を学ぼうとして、猛勉強を始める部分では、読み手も同じく勉強しているような感覚に・・・。
当然、著者との学力の違いをまざまざと見せつけられますが、その反面~もっと学ばなければ!、もっと本を読まなければ!との気持ちも湧いてくる。
外務省専門職員採用試験 受験記として読むのもアリです。
それにしても、トテツモナク優秀な人々は、世の中にタクサンいらしゃるのでした。
ムタムタ話す
2014年2月4日 ブログ
先日、金融機関の方とお話しました。
現況説明とこれからの見通し意見をモタモタ~言います。
時節がら4月からの消費税率アップが話題になることが多く、売上への影響を聞いたり聞かれたり~。
・・・不安なコトを言えば言うほど、実際はその通りに近づいていくような気がします。
世の中の景況をつくるのは人の気持ちや気分。
無責任な発言かもしれないケド、「天気、景気は気分次第!」だと思います。
社会・経済活動を行っているのは、政府機関や大企業~零細企業に至るまで、その組織の元は人です。
一人一人が明るく前向きに思い行動することで、社会全体が活性する。
ということで、不平不満は多少なりにありますが、極力オモテに出さず、カラ元気でもテンション上げています。
“明るい”場所や人物に、人は集まります。
集まることで、新たな行動機会や実際の動きがありますね~。
高所から見る・・・
2014年2月3日 ブログ
「高所から見る知恵を~高みに登って遠くを望む」
2月2日の北陸中日新聞社説に日中関係についての考察としてありました。
そうやな~いつもと違う目線で見ることも大事やな~ということで、先月、撤去した広告塔があった場所に登ってみる。(あまり関連ないが・・・。)
今まで、工事関係者しか見ることが出来なかった景色。(大ゲサ~)
広告塔が無いことにほぼ慣れてきました。(空が明るく広く見えるから気にならないためか~。)
お客さまからのご意見も聞かれなくなりました。
当事者が気にしているだけで、周りはそんなでもない~ということですかね。
昔から宿題や忘れ物など、”忘れる”ことは得意(?)ナンですケド、周りから”忘れられる”ことはとても悲しいことやな・・・。
景色を眺めながらムタムタ思ったのでした。
食談義?
2014年2月2日 ブログ
市場調査?と称して、食べ歩いています。
以前から興味をもっていた某うどん店のカレーうどんを食す。
ややクドク感じました~、このヘンは好みでしょうが・・・。
カレーライスにしてもイイ感じのカレーだしです。
コレに天ぷらをのせる”カレー天ぷらうどん”がメニューにありましたが、ややボリュームあり過ぎ・・・。
また、先日来、リターンマッチを図っていたラーメン店へも行きました。
禁断?のフライドガーリックも投入し、食べる気満々です。
こころの中で、ウンッ!ウンッ!唸りながらいただく。(ハタから見ると不気味かもしれない。)
今回は満足!。
ラーメンは嗜好性の強い食べ物です。チマタで美味しい!と評判のところでいただいても?ッと思うこともあります。
反対に全くノーマークのお店でもイイ線いっている場合もあります。
ソレゾレに、また食べたくなるラーメン、好きな味があって、かつ価格面で納得できるラーメンが各人のベスト麺。
このように手軽なので、会話ネタにもしやすい。
個人のラーメン定義は、だいたいワンコインで食べられて、スープはドロドロしていなくて、細麺で、焼き豚とナルトとシナチクとネギが入っていればいいのです。
あとは、これまでの味覚体験に基づく好みの味だということ。(極論過ぎて身もフタもないが・・・。)
カロリー摂取量が気になるが、ウマい食べ物は殆んどハイカロリーですね。
如月 朔日
2014年2月1日 ブログ
2月の始まり!。
今月も楽しんでいきます。
「風の如く 水の如く」 安部龍太郎 を読みました。
某国営放送のドラマで何かと話題の、黒田官兵衛を取り巻く物語。
関ヶ原の合戦後、西軍(東軍)に在りながら東軍(西軍)に内通・様子見・寝返り・・・とお互いに疑心暗鬼・権謀術数が渦巻く中で、論功行賞を急ぐ、家康の側近、本多弥八郎正純(まさずみ)が黒田如水(官兵衛)謀反の真偽を究明するために関係者への聞き取りを行う。
合戦シーンはあまりなく、聞き取りでの回想シーンが多い。
そのため、時系列で物語は進行せず、行きつ戻りつなので、読んでいてやや混乱しました・・・。
ノッケからイケてます。
関ヶ原の合戦が終わり、黒田長政は意気揚々と豊前中津城に凱旋し、父である黒田如水(官兵衛)に戦勝報告をします。
~「かの合戦のとき、それがしは陣頭に立ち、石田隊の正面に立ちふさがり、ついにこれを打ち破り申した。また計略によって小早川秀秋を身方に引き入れ、石田方を裏切るように仕向けたために、身方の勝利が決したのでござる。このため内府(家康)さまの感銘浅からず、合戦後の評定では真っ先にこの長政に声をかけられ、この手をお取りになって、こたびの勝利はひとえにそなたの働きによるものと、三度も押しいただかれたほどでござった」
如水は長政の話をつまらなそうに聞いていたが、
「家康がいただいた手は、左の手であったか右の手であったか」と問うた。
長政はその心中を計りかね、「右の手でござった」
戸惑いながら答えると、如水は、「そのとき左の手は何をしておったのじゃ」
長政をひたと見据えてつぶやいた。
(家康を刺殺する絶好の機会がありながら、なぜ手をこまねいていたのか・・・。)
冒頭からガツン!とやられました。落とし穴にハマった?ように物語へと引き込まれます。
如水の策謀にかかった!のでした。
戦国時代版インテリジェンス小説!。
利害関係=命のやり取りになる戦国時代は情報戦~というレベルではなかった・・・。