日経新聞 文化面 ~世界を変えた広告 十選~

 

フォルクスワーゲン Think small (1960年)

大型車が全盛だった当時の米国市場に、ドイツの実質本位な小型車を売り込むための広告。

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この広告をキッカケに、「大きいことはイイこと」~の価値観に対し、実質本位を旨とする、『賢い消費者』という消費スタイルが生まれたといいます。

ライバル車と比較するのではなく、自車のみを載せて更に小さくするのは、50年以上前の広告とは思えない程のセンスかと。

品質に自信がないと出来ない広告です。

商品(製品)を売ると同時に、ライフスタイルをも提案しているところがスバラシイ!。

 

現在、身の回りには、価格訴求や商品の優位性を強調した広告ばかりです。

このようにシンプルで、見る側に問いかける広告は時代を超えて新鮮に感じました。