日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化編】 竹内公太郎を読みました。

前作の続編です。

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前作の本帯コメントが~養老孟司氏、推薦!荒俣 宏氏、絶賛!でした。

今回は、驚嘆(驚いて感心する)、激賞(非常に誉める)。

次回作があるとすれば、どんなコメントなのだろうか?と、余計なことを思ふ。

ともあれ~今回も帯コメではないが、感嘆!の連続でした。

 

なぜ江戸は世界最大の都市になれたか?

なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか?

「小型化」が日本人の得意技になったのはなぜか?

信長が天下統一目前までいけた本当の理由とは何か?

なぜ日本の国旗は「太陽」の図柄になったか?

なぜ日本人は「もったいない」と思うか?・・・等々。

 

江戸期にもあった森林破壊が、東海道五十三次(歌川広重)の浮世絵に見られる~に「へぇ~!」。

小さく細工していないものを「不細工」と非難し、入れ物に詰め込めないものは「詰まらないヤツ」と侮蔑してきたという言葉の由来に「そうなんや!」。

現代にもある参勤交代に「そうそう!」。

「!!」が連続します。

今も昔も政治・経済の中心地は、地方によって支えられているのです。

 

日本の地形・自然環境が、独自の文化や文明・思想を生み育んできました。

現在から将来に亘り、求められる低酸素で持続可能な循環社会の構築は、「もったいない」の心をもった日本人が先頭になって歩んでいく。

また、地形と豊富な水量を利用した水力発電の未来についても述べられていました。

この固有の国土がある限り、まだまだ日本は心配ないな!。

日本にいることの有り難さを再実感です。

 

読後感を一言でいうと、「日本晴れ!!」かな~。