月別アーカイブ: 2014年5月
ラスト・ゼネラル
2014年5月14日 ブログ
「最後の将軍 -德川慶喜-」 司馬遼太郎 を読みました。
明治維新直前ということもあり写真等の記録も数多く残っているのにも関わらず、個人的には日本史の中では、もっとも馴染みがない時代背景の物語です。
德川慶喜というとマサに本書タイトル通り、德川幕府最後の将軍で大政奉還を行い、自ら幕府を消滅させた・・・ということしか知らないのでした。
どちらかというと、政権を投げ出した~というマイナス面のイメージが強かったが・・・。
「われらの見込みは、これよりほかにない」
「むしろこの判断こそ、神祖(家康)のご盛業を継承する唯一の道である」
・・・「いま天下の諸侯はもはや戦国のころのように割拠している。幕府の威令おこなわれず、召せども来ぬ。このままでゆけば日本は三百の大小国に分裂するほかない。德川家が政権を返上さえすればそれが一つにまとまる。すべては天下安寧のためでである。神祖は三百年以前、天下安寧のために業を創められた。いま天下安寧のために政権を棄つ。神祖の御志とおなじである。棄てもってそのご遺志を継ぐことになる」
命の危険も多分にあった。
大政奉還後も辞官納地(将軍職を辞し德川家所領地全てを新政府に譲る等、政治的に黙殺)があった。
しかし、抵抗することなく従う。
この間まで、勢力は落ちたとはいえ、国内での最高権力者であったのに・・・。
引き際の美学?と捉えれば格好イイが、上手く立ち回ることも出来たのではないか。
と、思うことは下衆の勘ぐり?。
混乱混迷の時代に必要とされた、本来の貴族だったのか。
近所探訪
2014年5月13日 ブログ
雨あがりながら、爽快な気候が続きます。
久しぶりに、笠舞大清水に行ってみました。
とは、言っても散歩途中に経由しただけですが。
日中の気温も上がっているためか、藻が目立ってきています。
しばし~ここで遊んでばかりいた思い出に浸る・・・。
小さなエビやカニがいたな~。見つけて大騒ぎしていたのでした。
ハシャギ過ぎたのと、清水の中をサンダルや裸足で入って走り回り、近所のオッチャンやオバチャンによく叱られました。
水が濁るためでしょうね~また、現在のように清水の縁が、シッカリと石で固められていなかったために、遊ぶと崩れる可能性があったためかもしれません。
当時は、理由が分からず文句ばかり言っていた・・・、数十光年、彼方の風景。
すぐに眠くなる
2014年5月12日 ブログ
最近は夜、本を読んでいると10分くらいで眠くなるのです。
午後9時~であろうと、午後11時であろうと時間に関わらずに眠くなってしまう。
同じページばかりを読んで・・・というか、ぼぉ~ッと眺めている。
昨日はバサッ!と手にしていた文庫本が、ヒザに落ちて目が覚めた。
ハードカバーだったら痛くてビックリ!。
寒からず~暑からず~、過ごしやすい季節なので読書に相応しいが睡眠にも相応しい。
読んでいる本の内容が眠気を誘うのか。
そんなに疲れているワケではないし、お酒もあまり飲んでいない。
春眠暁を覚えず・・・というか、初夏だし宵寝なんです。
健康的?でいいのか。
能天気なものです。
『世界史』
2014年5月11日 ブログ
「仕事に効く 教養としての 『世界史』」 著者 出口治明 を読みました。
著者は学者ではなく、ライフネット生命株式会社会長兼CEO。
世界史というと、似たようなカタカナの長い名前がいっぱい登場するうえに、地理も加わって???になってしまった記憶しかないが・・・。
歴史内容がヅラヅラ~と書かれているのか?と読み始めたが、レイアウトが工夫されていて読みやすいのでした。
歴史上の出来事は単独で発生したのではなく、過去からも含め全て関連している。
学校で習った歴史は、その断片にしか過ぎない。
現在も歴史は生み出され~未来へと繋がっている。
地球上の全ての生物と自然環境が歴史を創り、未来へと繋がっている。
当たり前のことなのだが、今まであまり意識していなかったのでした。
著者が元米国国務長官ヘンリー・キッシンジャーとの会食で耳にして、深く共感した言葉。
「どんな人も自分の生まれた場所を大事に思っているし、故郷をいいところだと思っている。
そして、自分のご先祖のことを、本当のところはわからないけど、立派な人であってほしいと願っている。
人間も、このワインと同じで生まれ育った地域(クリマ)の気候や歴史の産物なんだ。
だから、若い皆さんは地理と歴史を勉強しなさい。
世界の人が住んでいる土地と彼らのご先祖について、ちゃんと勉強しなさい。
勉強したうえで、自分の足で歩いて回って人々と触れ合って、初めて世界の人のことがよくわかる。
特に僕のような外交官にとっては地理と歴史は不可欠だ。」
外交官のように世界を相手にすることは皆無だけど、誰しも故郷やご先祖のことを素晴らしいと思っているのは、万国共通だということを分かったうえで、いろんな方々と接することは人間関係作りの要です。
ワインが引き合いに出されるのも、ミョウに納得。
ナルホド~なるほど~とページが進みました。
世界史全体からみれば、「現代」は進行中の点にしか過ぎない。
有名なバビロンのハムラビ王の時代が20年余りでしかなかったように、国も人もピークがあり寿命がある~。
栄枯盛衰の世界史が繰り返されているのでした。
人間万事塞翁が馬、楽あれば苦あり・・・。
仕事には効かないかもしれないが、ハートに効いたな~。
気づかずに騙され続ける・・・
2014年5月8日 ブログ
ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子~お金のために平気でウソをつく人たち~
マネー・ヘッタ・チャンを読みました。(見ました?。)
前作、「本当に残酷なマネー版グリム童話」の続編。
今回は、某メディアがヤリ玉に挙がっている?。
「アサヒる」⇒事実をねつ造して、自分の利益のためにうまく立ち回ること。(らしい。)
実際にあった(と思われる)事件や出来事をもとに、それらしき当事者が経験した物語の数々。
それは誰かが儲かるから?毎年コロコロ基準が変わるメタボのお話(メタボの上のポニョ)に少し安心(?)します。
歴史は繰り返す。お国と会社の誤魔化し体質は永遠の輝き!タイトルになっている話、(みにくいアサヒるの子)は、原発事故で現在進行中なのでしょうか?。
軽く読めますが、各物語はかなり重い内容が含まれています。
客観的には、世の中はそんなもの~かもしれないが、いつ何時か当事者になる可能性もある。
耳障り良く聞こえる、「エコ」は人間のエゴだし、「ロハス」はマーケティング用語なんだ~という皮肉も。
(まあ~全編通してですケド。)
現代資本主義の限界やほころびの一部が、このような物語を生むことに関係している?。
結局は、自己責任なのか。
むかしあって、これからも起こるお話。
めでたくなし~めでたくなし~。因果の歴史がまた1ページ・・・。
四耐四不
2014年5月7日 ブログ
「四耐四不」 曾國藩(清代の政治家)
冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁(さわ)がず、競わず、随(したが)わず、もって大事をなすべし。
「冷」は孤独。
「苦と煩」は苦しみと煩わしさの連続。
「閑」は閑職。
「激せず」は腹を立てるな。
「躁がず」は調子にのるな。
「競わず」はケンカするな。
「随わず」は何でも言いなりになるな。
先月末に連載を終えた、「私の履歴書」 豊田章一郎氏(トヨタ自動車名誉会長)の最終回に有りました。
毎日、この「四耐四不」を眺めているそうです。
世界企業のトップだった方も(そのような方だからこそ)真摯に努力され仕事に臨んでいるのですねー。
眺めるだけでも真似しよう。
次世代宇宙服
2014年5月6日 ブログ
一般的には連休も本日で終わり。
そこで~閑話です。(いつもだが・・・。)
NASAの次世代宇宙服デザインが決まったそうです。
スマートで動きやすそう?。
地表に立つこの画像から察すると・・・火星に降り立つことを想定しているのか?なんて思ったりします。
宇宙服といえば、やはりこのデザインを思い出します。
~2001年宇宙の旅~
とても洗練されていると思いますが、コレではダメなんでしょうか。
版権とか大人の都合がある?。
また、このデザインもイイと思います。
エイリアン(1作目)の甲冑風宇宙服。
暗~く、ジメジメとした映画の世界観とマッチしています。
発表された次世代宇宙服は、これからのSF映画の宇宙服デザインにも影響を与えるのでしょうね。
反対に映画にインスパイアされて、デザインされたのかもしれないな~。
早く、コレを着用して火星に降り立つ人類の姿を見たいものです。
暗黒卿甲冑
2014年5月5日 ブログ
昨日、5月4日は「スターウォーズの日」だった!。
知らなかった。
May the Force be with you always.(フォース<理力>と共にあらんことを・・・。)が、
May the 4th.(5月4日)に聞こえるかららしい。
この日の為に特別プロモーション映像もあるのですね。
それと、敵役からのネガティブ映像も・・・。
こんな洒落っ気とセンスはステキです。
やや旧聞ですが、端午の節句 武者人形もダース・ヴェーダー。
ヴェーダー卿のコスチュームは、日本の甲冑からインスピレーションを受けたといいますから、元々、武者人形に相応しい。
初めて見たときに、「欲しい!」と思ったが、飾るところがなかったのでした・・・。
清州会議
2014年5月4日 ブログ
みどりの日(5月4日)。
散歩で通ることの多い三口日吉神社と児童公園の通りは、新緑真っ盛りです。
さて、遅ればせながら、「清州会議」 三谷幸喜 を読みました。
昨年末あたりに映画化されていましたが未見。
しかし、まるで映画を観ているような場面展開の速さです。
ノッケから織田信長の・・・モノローグ(独白)(現代語訳)と、カタカナ言葉を使う登場人物に、最初は違和感を感じたが、読み進めていくうちに慣れてしまう。
現代のドラマを観ているようです。
歴史小説(なのか?)の定番ともいえる合戦シーンはあまりなく、本題の「清州会議」に至り~終えるまでの、権謀術数が描かれる。
各人のストレートな心理描写が面白い。まるで、コメディ。
「清州会議」が登場する歴史小説は、何冊か読んだことがありますが、本作は各人物の名前と印象がピッタリと合って分かりやすいし、モチロン読みやすいのです。
このような歴史モノもありかと思ふ。
〇河ドラマも面白いが、こんな描き方の方が歴史好きが増えるんじゃないかな?。(モノローグ)
加賀万歳
2014年5月3日 ブログ
朝から強風の日です。被害がなければイイが・・・。
憲法記念日・・・なので、法律に関わった内容を書きます(?)。
タマ~に、お世話になる法律事務所の50年祝賀会にチャベチャベと参加してきました。
300名もの参加がある大祝賀会・・・。
会場に入った瞬間、「来る場所を間違った!。」と感じる・・・。
落ち着かないながらも、同席の方々へご挨拶をさせていただきました。
寛大な方ばかりでホッ・・・とする。(恐縮です~、ヤレヤレ・・・です。)
アトラクションで加賀万歳の披露がありました。
これまで素囃子は、拝見する機会がありましたが、コレは初めてです。
伝統的な内容から~北陸新幹線金沢開業ネタを交え、軽妙な口調で語り合い、掛け合います。
とても面白い!。オメデタイ席に相応しい伝統芸能。
ホントに、地元に居ながらも知らないことがタクサンありますね~。
・・・それにしても、ロングスピーチが続きます。
加賀万歳なら気にならない(?)と思うが~。
もっとも、平和な世の中だからこそ伝統芸能を楽しめるのです。
風も憲法論争も吹き荒れる(?)一日になる予感。
IT分からん?
2014年5月2日 ブログ
Internet Explorerの最新をも含むバージョンに未修正の脆弱性が見つかり、利用をしないようにとの報道。
ほぼ毎日使ってるんだが・・・。
他の閲覧ソフトをデスクトップに持って来たものの、「お気に入り」の設定が?ワカラナイ。
IEのセキュリティレベルを上げて使う方法を試すも、一部が表示されなくなったり、表示が変わってしまったりと、使いにくいコト、この上なしです。
結局、使うことを極力控えるしかないのか?。
便利さに慣れてしまうと、何かあった時の対応が難しいな~。
早めに対策アップデートしてほしい・・・。
・・・と書いていたら、グーグルクロムとファイアフォックスで、今まで通りに使えるように出来た!。
ヤレヤレ~、やや使い勝手が悪いが・・・。
その手に詳しい方に聞いてみたら、報道がオオゲサかもしれん・・・とのこと?。
でも、用心するに越したことないか。