「だから日本はズレている」 古市憲寿 著を読みました。

誰も戦争を教えてくれなかった」以来、著者の本は2冊目です。

 

読みやすくスイスイとページが進む。

現代日本をシニカルに語る口調に反感を持つ人も多いでしょうね。

でも、とても冷静に捉えていると思う。

「おじさん」VS「若者」や「過去」VS「現代」と対立軸で書かれているが、結局は日本に存在する以上は同類相憐れむ的になってしまう?。

巻末に、「2040年の日本」の姿が描かれているが、かなり現実的かもしれない。

そうならない為にも敢えて刺激的に描いたのかもしれないが・・・。

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~たとえばマヤ文明は一つの理由で崩壊したわけではない。

気候変動、内情不穏、食料不足、人口爆発。

それらはマヤ文明が崩壊するずっと前から起きてきたことだ。

しかしある時期からマヤの人々は問題を先送りにすることにしてしまった。

考えることを放棄したのだ。

「何か色々やばそうだけど、もう訳わかんない。別に明日文明が滅びるわけじゃないし」と。

この国も同じかもしれない~。

 

結局、今も昔も社会を変えられるのは「おじさん」のようです。

著者も「若者」から「おじさん」へと成りつつあります。

 

「おじさん」世代が元気ハツラツでなければいけない。

若者気持ちのおじさん出でよ!。