奇絶怪絶!幽霊画 十選~

平尾魯仙(ろせん)「稲生物怪録(いのうもののけろく)」挿絵(部分)

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左側の人物が眺めるのはシャボン玉?目や口がある人魂?得体の知れない浮遊物。

江戸中期に描かれた「稲生物怪録」をあらためて明治期にカバーした絵のようです。

 

そして元になった「稲生物怪録」の名前こそ、知っていたものの詳細は分からず。

これを機にNETで調べてみると~面白い!。

 

一カ月に亘り、毎日入れ替わり立ち代わりに化け物や物の怪、怪奇現象に見舞われるというコミックスや映画的要素満載の絵巻物。

作者が違うモノがいくつか存在し絵柄も違うモノもあります。

登場するのが実在の人物というが、実話ですか?。

 

物語の主人公である平太郎が、目から光線を発する化け物を追い払うの図。

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またある日は、平太郎が寝ていると、大きな顔が現れて大きな舌で舐めようとするが・・・。

ムンズ!と掴み退散させるの図。

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という具合に、次ぎ次ぎに現れる化け物をマッタク恐れることなく追い払っています。

 

若いが何事にも動じることなく、テキパキと難事を解決していくヒーロー像は、いつの時代にも存在したし、存在が期待されたのか・・・。