「坊ちゃん」 夏目漱石を読みました。

最近は、今さらながら~読んだ作品多し。

 

直情径行な数学教師「坊ちゃん」が、同僚の山嵐と共に狸・赤シャツ一派を懲らしめる、痛快勧善懲悪学園先生ドラマ。

ストーリーも主人公同様にストレートで、分かりやすい。

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「お婆さん古賀さん(うらなり)は日向へ行くそうですね」

「ほん当に御気の毒じゃな、もし」

「御気の毒だって、好んで行くんなら仕方がないですね」

「好んで行くて、誰がぞなもし」

「誰がぞなもしって、当人がさ。古賀先生が物数奇に行くんじゃありませんか」

「そりゃあなた、大違いの勘五郎ぞなもし」

「勘五郎かね。だって今赤シャツがそう云いましたぜ。それが勘五郎なら赤シャツは嘘つきの法螺右衛門だ」

~下宿先のお婆さんとの会話が、リズミカルで面白い。

・・・ぞなもし~って、四国地方の方言ですかね。

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ニャンコ先生ですか~、吾輩は猫である?。

「そうぞなもし」