「弱者の戦略」 稲垣栄洋 著

新聞コラムで興味を持ったので読んでみました。

ビジネス書ではありません。

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弱者~とはなんだろう?。

身体が小さいモノ、牙や爪を持たないモノ?。

身体の小さな生物(弱者)は、大きな生物(強者)に捕食される食物連鎖のピラミッドが、自然界に成り立っています。

しかし、ピラミッド底辺の生物がいなくなると段階的に上の生物も数が減っていき、やがて全てがいなくなる。

強者といえども弱者の上に成り立っており、大きいこと(強いこと)がイイことではなかったのでした。

自然界の強者、弱者は人間から見てそのように感じるだけで、種として存続し、その存在があることが生物にとっての勝利であり価値なのだなぁ。

 

人間は自然界では強者(だと思っている)。

その人間の中では社会的に強者と弱者に分かれている・・・。(ウチはSC業界の最弱者)

 

地球上すべての生物は強弱には関わらず、その存在理由や価値がある。

昨年末に読んだ、「生物学的文明論」にも通じる内容でした。