「タックス・イーター」~消えていく税金  志賀 櫻 著を読みました。

著者は旧大蔵省~財務省を退官するまで、主計局や主税局等で予算配分や税制策定に関わったエリート中のエリート官僚。

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税金の無駄遣い・・・ではなく、税金を貪り喰らう我利我欲の亡者、「タックス・イーター」の存在を告発しています。

補助金・助成金を受け取る地方や各種産業、かつて公的資金の注入を受けたメガ金融機関もタックス・イーターなのか?。

アベノミクスと呼ばれる経済政策も、一部(タックス・イーター)にしかメリットがないように感じました。

また、本社所在地が海外にあることで、国内で法人税を納めない外資や無国籍企業も広義のイーターであり、国内だけではなく国外からも日本は税金(予算)を貪られている。

まるで国全体が「タックス・イーター」であり、それを国全体で容認しているような感じではないか。

自らの足を喰らうタコの例えのように・・・。

 

一人一人がもっと「税」について知り、目を光らせなければいけないな。

納税者の義務として「税」を知り、監視し続けることで、「タックス・イーター」を少しづつ排除していく。

 

リアル過ぎる警告の書でした。