「財政危機の深層」 増税・年金・赤字国債を問う 小黒一正 ・・・

とあるメディア関係の方に薦められた一冊です。

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著者は財務総合政策研究所の研究官を務めたこともある、経済・国家財政・社会保障問題のエキスパート。

本書内でも統計データや具体的な数値を表わし解説。

日本の財政状況と将来像を冷静に分析してあります・・・。

だから、消費税はじめ諸税、社会保険料増額はどうしても避けられない。

政府の経済振興策や増税延期は一時的なカンフル剤にしかならない~、とてもシビアな分析が多々登場します。

政治も国民も、もっともっと危機感をもって国家財政のことを考え議論し実行(増税)していかないと、時間が経てば経つほど更に状況は過酷になる。

増税を歓迎する人はいないが、先延ばししたらどうなるか?。

ほとんどの国民は国外に逃れることは出来ない。

国も国民も痛みを分かち合え!・・・と読みました。

 

財務省よりの見方だから・・・というのはあるでしょう。

読み進める程に、国家財政の要を担う方々は、夜もゆっくり寝ていられないじゃないか?。

心労で体調不良になるんじゃないか・・・と思ったのでした。

2082年は、日本の人口が今の半分になると予想される年だそうです。

 

自分のことにも当てはめてみて、目先のことで手一杯・・・じゃ、ダメなんだが・・・イッパイ、イッパイ。

 

・・・北陸新幹線開業ムードで浮かれてばかりはいられない?。