犬~十選

▷7 ブリューゲル 「雪中の狩人」 (ウィーン美術史美術館 蔵)

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絵の中に様々な物語が感じられる好きな絵の一つ。

(見ていると、涼しく感じられるところもイイ。)

 

獲物がなく狩人も猟犬たちもウナダレテ帰ってきたか?。

猟犬たちの中には子犬もいますね。

遠方には氷上で遊んでいる?人影が見える。

狩人たちの近くでは焚火があり、何かの作業をしています。

今から彼らが、降っていく稜線を境に仕事に励む人々と、氷上で戯れる人々に分かれているようにも見える。

獲物は少なかったものの、狩人も犬も一仕事終えて寛ぐ場所へと向かう安堵も感じられます。

 

ブリューゲルは、農村風景を描く作品が多い画家です。

絵からは、当時の生活の厳しさが感じられ、また同時に楽しみが混在していることもわかります。

それは何時の時代も同じ。

そして、犬と共に過ごす生活も変わらないのだなぁ~。