「金閣寺」 三島由紀夫

美しい星」を読んで、作家に興味が湧いたので読んでみました。

何故か?最初のページを開くまでに抵抗感があります。

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主人公の溝口青年にとって、美しく崇高な存在の対象である「金閣寺」は、美しい故に自らの手で、更に美しい炎を纏わせる必要があった。

自らの理想や思いを実現するためには、何かを破壊・消滅させなければいけないのか・・・。

それは、自分自身ということもあり得る。

ハンディを背負う、屈折した青春小説?。

否、心の内面をえぐり引きずり出すような、激しいキツイ描写の連続でした。

そして描かれているのは、人間誰しも持っている顔なのでは・・・と思ふ。

とても興味深く読めましたが・・・疲れます。