「パークアヴェニューの妻たち」 ウェンズデー・マーティン 佐竹史子:訳

全米の富裕層の上位数パーセントが集中するNY超高級住宅街アッパー・イーストサイドに子育てのために移り住んだ著者が出会った、桁はずれに裕福な環境で暮らす専業主婦たち。

高学歴で有能、最先端の流行ファッションで美しく着飾り、限りなく痩せていて完璧な肌と髪を保ち、子どものお受験を成功させる・・・。(本書カバー)

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原題は「Primates of Park Avenue」で、直訳だと「パークアヴェニューの霊長類」。

著者は、有史及び先史時代の家族形態を研究する学者です。

イワユル~本物のセレブリティ女性たちの見栄の張り合いや、ドロドロとした人間?関係を霊長類(猿や人類の祖先)の部族内勢力抗争と同様に見立てて観察・実地調査したのが本書のようです。

批判(ヤッカミ)しながらも、ドロドロに巻き込まれて行きます。

その結果は・・・。(巻末)

セレブ愛用の有名ブランド店やレストランが多く登場し、ミーハーな感じがしないでもないが・・・。

ニューヨークのガイド本や、現実離れした超富裕層を知るために読むにはいいですね。