輪島にて土蔵修復事業のお話しを聞きました。

2007年3月25日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島市内の土蔵を修復し、復興のシンボル並びに、まちづくりの一環として取り組まれた事業です。

輪島の土蔵は道路の前面に出ることはなく目立たず、家屋の奥にあります。

復旧作業に際し、ひっそり存在していた土蔵も、その多くが取り壊しの対象となっていた。

このままでは、土蔵が無くなってしまう!。

輪島塗の材料保管庫や作業場として伝統産業を支えてきた、土蔵を再生し活用できないか?ということで、修復に取り組まれている方々がいます。

最初は手探りの小さな一歩ながら、素晴らしい事業が陽の目をみることになった。

経済環境が整っていた・地元に理解者がいた・資金集めの新手法・なにより輪島だから出来た・・・、様々な要因が上手く組み合わさって現在の姿になった~との説明。

そして、左官職人も県外からボランティア然として、学びの場・ワークショップとして県内外の大学生も作業に参加し、地元との交流になったといいます。

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土壁の構造はこんなになっているのですね。

知らなかった~、この見せ方も新鮮です。

へえ~と、口をポカ~ンと開けて聞くのみながら、修復されギャラリーや飲食店として、新たに活用されている土蔵の姿にふれました。

伝統再発見&モダン。

商いのネタは、至るところにある・・・かも。

 

それにしても、輪島の伝統的な商家は品があります。(輪島だけではないか~)

これもまた、発見。