遅ればせながら、「シン・ゴジラ」を鑑賞です。
公開されてから、かなり時間が経っているので、ネタバレ情報がかなり入ってきているものの~期待以上にオモシロク観れました。
謎の巨大生物の突然の出現から~政府&自衛隊が対ゴジラ戦を実施するまでの、リアル(多分)な展開にトリハダが立ちます。
otp_HBY201604140008_01_l.jpg
最初の「ゴジラ」が公開されたのは、まだ戦争の名残りを多く引きずる昭和29年(1954年)。
戦後復興途中の東京に上陸し、破壊の限りを尽くす。
 
「シン・ゴジラ」も、作品中では語られないが震災並びに原発事故からの復興途上である、現代日本が舞台だと思われる。
現にそれらを想起するシーンが目白押しです。
いずれも、復興途上時期という公開タイミングが似ているのは興味深いですね。
 
これでもか~これでもか~と都心部を破壊。
避難民は350万人!。
被害総額はどのくらいになるのだろう・・・。(〇菱地所・〇R等々は立ち直れるのか?。)
ツッコミどころは多々ありますが~、純粋にエンタテイメントとして楽しめました。
 
「現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)」・・・との本作コピーがあります。
ゴジラは想像上の怪物で、虚構(つくりもの)なのですが、映画を見ているうちに、次のように思ってしまった。
「現実(ゴジラ=危険な存在)対 虚構(ニッポン=危機に対して目をつむり?、夢うつつの状態)」・・・。
まあ~いろんな見方をするのも映画のダイゴミですね。
 
そして、昭和ゴジラに親しんだ世代としては、伊福部音楽と相まって感涙モノの場面がいくつも登場します。
エンドロールがすべて終わるまで立ち上がることが出来なかった。
帰りの車中でも音楽が耳に残っています。
 
個人的には「真・ゴジラ」かな?。