某金融機関から渡された書類。

平成28年10月1日より「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の定めにより、法人のお客さま(上場会社を除く)の事業活動に支配的な影響力を有すると認められる個人の方(実質的支配者)の「お名前・・・(中略)法人との関係性」の確認をお願いしております。

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マネー・ロンダリング対策のようです。

実質的支配者(議決権の50%超を保有している個人等)・・・という表記に驚きました。

まあ~正しいのですが、とても威圧感のある表現だなぁ。

 

この書類で、さらに驚いたのが「外国政府等において重要な公的地位にある方」の確認欄です。

下記(a)から(d)いずれに該当しますか。

(a) 外国の元首

(b)外国において下記の要職にある者

・我が国における内閣総理大臣その他の国務大臣及び副大臣に相当する職

・我が国における衆議院議長、衆議院副議長、参議院議長又は参議院副議長に相当する職

・・・要は、外国の政治、司法、防衛、金融に大きな影響を及ぼす地位にある方の確認欄です。

 

厳正に作られた書類なんだが・・・思わずふき出してしまった・・・。(失礼)

コメディ映画ならいざ知らず、地方の金融機関窓口にこんな方は来ない・・・ですよねー。

「ローマの休日」や「星の王子ニューヨークへ行く」じゃあるまいし。

 

しかし、あらゆる面を想定したらあり得る?。