先日の新聞投書欄に、こんな内容がありました。

 

・・・私の住んでいる地域に、随分前にショッピングセンターがオープンした。

オープン当時は、ショッピングセンターそのものが珍しく、にぎわいをみせていた。

私も子どもを連れて通ったものだった。その子どもも成長した今、平日のショッピングセンター内はお客も少なく、フロアに空きスペースができたり、休憩コーナーができたりして、雰囲気も暗く寂しくなった感がある。

そのような状況になった原因には、少し離れた地域になるが、”戦艦大和”のような大型ショッピングセンターがオープンしたこともあるように思う。

新しいもの(施設)は、品ぞろえも多く、明るさや楽しさを醸しだし、買い物客はうきうき感も湧いてくる。

一方は、年数の経過とともに施設の老朽化も進んでいく。

ショッピングセンターそのものが、いずれそのような時間経過をたどる運命にあるのかもしれないと思う中で、街中にあった個人商店や中小ショッピングセンターが消え去ったことは事実。

大規模ショッピングセンターが資金力を発揮して、ますます繁盛するようになってくる。

商売そのものが、そんなものかと思うものの、昔ながらの商店街も消え、街中は大きなビルばかりになってしまう。

これでは個性のない街になってしまうような気がする。・・・

 

ドキッ!。

コ、コレは~ひょっとしてパレットのことでは?。

違ったとしても、鋭いお客様目線でよく観察し、考察されています。

ショッピングセンターは目立つので分かりやすいが、他の業種もほぼ同様かと。

 

最初は市場を独占。

強大な競争相手の登場。

設備老朽化。

設備への再投資。もしくは、新規市場開拓。

出来なければ市場から撤退・・・。

 

常に将来の展開を思い描いていないと、市場から弾きだされてしまう。

従来通りの繰り返しでは時代の変化についていけない。

ショッピングセンターも、企業も、街も。

 

※ 市場経済目線です。人の住む街(まち)は、ドロップアウトしません。