「海上の道」柳田国男

昔からの言い伝え、おとぎ話、風習、祭り・・・に興味があります。

その由来、意味は?。

民俗学という学問らしいが、難しく構えなくても興味あることは知りたい~ということで手にしました。

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稲作の技術をもった中国江南地方の人々が宝貝という貴重品を求めて海上に乗り出し、島伝いについに日本列島にたどり着いた、という壮大な仮説である。(日本人の南方起源説)~解説~

 

正直、眠たくなる~箇所もありましたが、ニライカナイ・鼠の浄土(おむすびころりん)・浦島子(浦島太郎)・徐福伝説・・・の語句が出てくると、ゾクゾクします。

古代のロマン、ミステリー!。(本当に背筋がゾクゾク!怖面白い。)

 

アイの風(幸いを呼び込む風)

アエノコト(年神を迎える例祭)

三州奇談(白山にまつわる話)

~といった、石川県に関連する内容もあって、「海上の道」は日本津々浦々までつながっていた?ようです。

津も浦の水辺のことですね~日本語は奥が深い。

 

巻末に「知りたいと思うこと二、三」の章がありました。

民俗学の大家、柳田国男が77歳にして、まだまだ探求心旺盛であったことがわかります。

 

年齢に関係なく、ず~ッと学び求める気持ちは大事ですねー。