月別アーカイブ: 2017年5月
偽ニュースにご用心
2017年5月15日 ブログ
5月14日の日経紙朝刊総合面にあった記事です。
~バルカン半島の小国マケドニア中部にフェイク(偽)ニュース発信の拠点として名をはせる街がある。2016年の米大統領選の際に100以上も乱立した政治サイトが偽情報を拡散し、トランプ米大統領の誕生に一役買ったとされる。首都スコピエから南に50キロにある人口5万人の街べレス。~
ウェブサイトの広告アクセスを増やすことで報酬が得られるため、人目を引く多くの偽ニュース・トンデモニュースが捏造されている。
背景には、マケドニアの若年層失業率が50%近いという経済苦境があるといいます。
稼ぐためには後先考えない?。
世界の政治経済を牛耳っている?ことはないだろうが、結果として、そんなニュースに世界中が翻弄されているのか・・・。
おそらくウワサ~の「発信元」というのは、自己中心で後先なんて考えていないのでしょうね。
愉快犯、オモシロ可笑しければいい、そんな話を知っている私ってスゴイでしょ!てな感じで。
人間の性根~。
平穏な時は「単なるウワサでしょ~。」で、済みます。
しかし、非常時にはパニック・混乱を増長するだけです。
人のウワサも75日ですが。
会社で働くということは
2017年5月14日 ブログ
『会社で働くということは』
所属している会社というのは、働く皆さんにとって、いったいなんであるのか・・・とじっくり考えてみたことはありますか。
もし、株式を所有していれば、会社の一部所有者とは言えますが、それがほんの僅かであれば、経営に参加できるわけでもなく、配当を受けることぐらいのものです。
入社以前から会社は存続しており、退職後も会社が存続すると仮定した場合、その間「会社に自分の時間と労力を提供し、その対価として賃金が支給される」といった関係に過ぎなかった、という見方もできます。
いわゆる、会社に使われている、雇われている、という考え方であります。しかし、これではあまりにも消極的で、受動的な発想と言わざるを得ません。
せっかくその会社で働いているのですから、もっと、積極的に、建設的に考えるべきではないでしょうか。
即ち、会社とは給料を頂きながら勉強のできるところ、自身の能力向上を図れるところ、交際範囲、人脈を広げられるところ、自分の信用を積むことのできるところ、などと考えるべきであり、また、会社とは独立精神を養う場所、人間関係や人間心理を研究する場所、自分の可能性を計測する場所などという見方も決して間違いではないのです。
会社とは、雇われているだけのものではなく、最大限利用するところと考え、自分自身を大いに成長させるべきであり、それが如いては会社にとっても大いにプラスになるはずです。せっかく縁あって働いている会社なのです。単に給料を稼ぐだけのために会社があるといった消極的な考え方では虚しくはないですか。また、それではあなた自身が衰退してしまうのでは。
・・・定期的に送られてくる会報紙に載っていた文章です。
上から目線ですが、その通りだと思います。
入社して間もなかったり、柔軟思考できる時期に聞くと、ストン!と腑に落ちる内容かと。
イエイエ~何時でも遅いということは無いです。
働くということは~、なぜ働くのか?、なぜこの仕事(会社)なのか?。
シンプルながら、奥深い問いかけです。
「三種の神器」
2017年5月13日 ブログ
「三種の神器」天皇の起源を求めて 戸矢 学
天皇は、神宝である「三種の神器」~八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)・八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)を継承することによって、天皇であることを保証される~。
それでは「本体」は、はたしてどのような姿をしているのか。天皇でさえ見ることはないとされる「本体」は、原則的には誰も知る者はいないことになる。(序)
本書は、誰も見たこともない「三種の神器」を推理していきます。
しかし、源平合戦の終幕~壇ノ浦合戦の際「三種の神器」は海中に没してしまったのでは?。
・・・実は、八坂瓊曲玉(海に浮いていた!)と八咫鏡は難を逃れ、草薙剣は海中に~。
そして、失われた草薙剣は「写し」だったといいます。(ビックリ!)
また、平家が持ち歩いていた?八坂瓊曲玉のみ「本体」で、八咫鏡も「写し」であったらしい。(また、ビックリ!)
現在、「本体」は、それぞれ次のようになっているようです。
八坂瓊曲玉の本体は東京・宮中に鎮座
八咫鏡の本体は伊勢・皇大神宮(内宮)に鎮座
草薙剣の本体は名古屋・熱田神宮に鎮座
「写し」とはいえ「本体」に準ずる「分身」という存在も理解し難かったが、読むうちに、何となく分かったような気になります。
著者に変な意図は無いと思うが、ここまで断言してもイイ?、副題の~起源を求めて~にしても不敬罪?大丈夫?ですか?。
昨今、何かと話題になることの多い皇室ですが、「三種の神器」を通してみると日本の歴史の深み~厚み~をさらに強く感じました。
思案のしどころから~
2017年5月12日 ブログ
ココロのつぶやきです。
以前書いた記事の件につき、考えるより自分の目で確認しよう!ということで、そうしました。
とは言っても、先入観を持ってみています。
第三者的な見方。
自分のココロが試されている?。
見た目に惑わされないようにしている自分がいます。
何故、この姿形なのか?。
難しく考え過ぎかもしれないが、自分にとっては難しくなってしまうモノなのです。
ココロの障壁は簡単には取り除けません。
そういうことだったのですね。
進もうとするのを、踏み留まらせる”存在”に気づきました。
納得!感謝!。
意味不明でしたね。
裁判の非情と人情
2017年5月11日 ブログ
「裁判の非情と人情」原田國男
裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。
しかし。私たちにとって裁判と裁判官は、いまだ遠い存在だ。
有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、二〇件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が、思わず笑いを誘う法廷での一コマから、裁判員制度、冤罪、死刑にいたるまで、その知られざる仕事と胸のうちを綴る。(本書カバー)
黒い法衣の「裁判官」と言われる方はテレビで見たことしかありません。
ましてや刑事裁判。
本書タイトルには非情~とありますが、全編を通じて非常に人情味あふれる著者の人柄が感じられました。
大きな公判の前に『藤沢周平』の「海鳴り」「玄鳥」「蝉しぐれ」をはじめとする作品を読まれるそうです。
~私は、若い裁判官によく『池波正太郎』の「鬼平犯科帳」を読めと勧める。悪い奴は徹底的に懲らしめるが、可哀想な奴は救うという精神で一貫している。ここがいい。裁判官は権力をもっているのだから、可哀想だなと思ったら、量刑相場でなくとも、軽い刑や執行猶予にすればよいのである。検察官の控訴を恐れるべきではない。(P.18)~
現代も大岡裁き?健在。
とても読みやすく、日本の司法制度に興味が湧く内容です。
裁判はコワくない?~当たり前ながら原告にも被告にもならないのが一番ですが。
民事裁判だと、もっとオモシロイ(!)ことがあるのだろうな~。(多分)
あの人もサイコパス?
2017年5月9日 ブログ
「サイコパス」中野信子
サイコパス・・・とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう・・・。
でも、サイコパス=犯罪者ではない。
経営者・弁護士・外科医といった社会的地位が高い人にサイコパスが多い?。
サイコパスとは何ぞや?。
もともとサイコパスとは、連続殺人犯などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念であり、日本語では「精神病質」と訳されてきました。
(中略)サイコパスには、その実態を指し示す適切な訳語がいまだにありません。また、今日の精神医学において世界標準とされている『精神障害の診断と統計マニュアル』の最新版には、サイコパスという記述はありません。精神医学ではサイコパスというカテゴリーではなく、「反社会性パーソナリティ障害」という診断基準になります。そのため、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布しているのは、仕方ない面もあります。(はじめに~)
詐欺師?ずる賢い?。
英雄?リーダー?。
洗脳(騙す?)するのが上手なような感じです。
興味を持って読んだものの、サイコパスらしきものは、よく分からないまま。
著者もサイコパスかも。
そして、誰しもサイコパス要因を持っているのかも。
たまに仕事します?
2017年5月8日 ブログ
チョッと仕事の話。
いろんな人とさまざまな話をして、目的に向かっていくのが仕事です。
特にクレーム対応は傾聴、先ず「相手の話を聞く」ことから始まる。
商業施設の管理運営はマサにそうで、規模や内容の大小はあるものの基本姿勢は同じです。
その中で、〇〇が原因だから~ウチは悪くない~という内容はよくあります。
確かに事故や自然災害ではあり得る。
しかし、ビジネス上にそれを持ち出されると、チョッと待ってください!と言いたくなる。
景気が悪い~政治が悪い~と、誰かのせいにするのは簡単だが、改善にはならない。
天に向かって唾するのと変わりません、子どもの言い分。
では、それについてあなたはどうしましたか、何か手を打ちましたか?。
ビジネスの判断は責任を伴ないます。
わたしはペレグリン~マディソン郡の橋
2017年5月7日 ブログ
「マディソン郡の橋」ロバート・ジェームズ・ウォラー 村松 潔 訳
屋根付きの橋を撮るため、アイオワ州の片田舎を訪れた写真家ロバート・キンケイドは、農家の主婦フランチェスカと出会う。漂泊の男と定住する女との4日間だけの恋。・・・(本書カバー)
映画化された有名なタイトルだけ知っている。
内容はマッタク知らずの予備知識無しで読み出す。
登場人物が少なくストーリーもシンプルで読みやすい・・・大人のファンタジー純愛?小説。
読みながら、チョッと憧れてみたり~ドキドキしていたり~。
いろんなブランド(といってもラグジュアリーブランドではない)商品が登場するのは、本書が書かれた時代背景(バブル経済下)の名残り?、アメリカはバブっていなかったかもしれないが。
しかし、物語の時代は1960年代半ばです。
当時からの豊かなアメリカンライフの一端を感じる。
「わたしはハイウェイ、わたしはペレグリン(ハヤブサ・異邦人・放浪者)わたしはかつて海に出たすべての帆船なんだ」
キンケイドはファンタジーの存在だったのかも。
小僧のこころ
2017年5月2日 ブログ
「人生生涯 小僧のこころ」塩沼亮潤
大峰山千日回峰行
片道二十四キロ、高低差千三百メートル以上の山道を十六時間かけて一日で往復。
九年の歳月をかけて四万八千キロを歩く。
四無業
九日の間、「断食(食べず)、断水(飲まず)、不眠(寝ず)、不臥(横にならず)」を続ける行。
そういう苦行を経験したから、悟れるのではない。
大事なのは、行から得たものを生活の中でよく実践することである。
逆にいえば、それぞれに与えられた場でそれぞれに与えられた役目を果たしていく中でも、多くのことを感じ、悟ることができる。
だから、私たちの人生はすべて修行なのである。(本書帯カバー)
先月、仙台での講演を聞き会場で購入(サイン入り)しました。
ショーアップ?された講演会。
でも、なかなか感動的な内容です。(本書とほぼ同様)
般若心経・護摩~という、北陸では馴染みのない言葉が目立ちます。
神仏混合ですか。
偏見?を持たずに読めて良かった。