「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 磯田道史

・・・司馬さんは、日本国家が誤りに陥っていくときのパターンを何度も繰り返し示そうとしました。(中略)その国の人々が持っている「くせ」「たたずまい」、簡単に言えば「国民性」といったものは、100年や200年単位でそう簡単に変わるものではありません。であるならば、20世紀までの日本の歴史と日本人を書いた司馬遼太郎さん

を、21世紀を生きる私たちが見つめて、自分の鏡として未来に備えていくことはとても大切ですし、司馬さんもそれを願って作品を書いていったはずなのです。(本書カバー)

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磯田道史が司馬遼太郎を語る!なんて面白そう!、新聞広告で知って直ちに入手。

帯デザインが・・・賛否ありそうです。

 

・・・しかし、司馬遼太郎に遠慮?したのか、いつもの磯田先生らしくないような気がします。

歴史上の人物を「司馬遼」というフィルターを通して語ることになるためかも。

チョッと本書への期待値が高過ぎましたが、再読も含め、まだまだ未読の司馬作品を読みたくなる機会になりました。

 

今月中には「花神」を読まなければ。