名将名言録 一日一言~十月十五日

「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ」 本多作左衛門重次

鬼作左とも言われたのは厳格な人柄によったが、その厳格さは、生来、くどいことを嫌い、手短に埒(らち)を明けることを好んだことに起因しているという。旅宿先、一般には陣中とされるが、郷里の妻へ送った書状の全文がこれである。

火の用心、陣馬の世話、一人息子のお仙の養育、気に掛かるすべての事柄をわずかこれだけの言葉で簡潔に記した。・・・

 

馬肥やせ~は、仕事に係わること。

火の用心とお仙泣かすな~は、家庭のことか。

家庭に送った手紙だから、家のことが主になるのは当たり前ですが、短文の中にも優しさと微笑ましさがありますねー。

現代なら電話やメールで、サッサと済ますところですが、当時の書簡やり取りは一大事だったでしょう。

なんともアリガタイ現代社会なのですが、電話の一本もしない場合も・・・ある?。