花神(下)司馬遼太郎 ようやく読了。

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先月中に読み終えるつもりが、長引いたのでした。

(上)(中)(下)各巻は、それぞれ500項ほどあり、読み始めは苦戦するかも・・・といった不安があったものの、希代の軍事戦略家・テクノクラートであり医師でもある村田蔵六(大村益次郎)の活躍に次第に引き込まれていきました。

幕末動乱期に「革命」という花粉をまきちらしていく、蔵六、西郷吉之助(西郷隆盛)。

「花神」とは花咲爺の意味だということが、巻末でようやく語られます。

戊辰戦争~の場面は、主に司令官である蔵六視線で描かれているが、現地は壮絶な戦場だったことは忘れないようにしなければ。

 

読み終えてホッとした~という一方で、終わってしまった・・・という喪失感も。

次は「世に棲む日日」に取り組もうかと・・・。