日経紙「江戸の雪景色」十選

歌川広重「木曽海道六拾九次之内 大井」

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雪深い山道を往く人馬。

これまでここで紹介されてきた浮世絵は「雪景色」のタイトルがついているものの、絵に温かみが感じられたり、躍動感が感じられました。

今回のこの絵は、静けさと寒さがにじみ出ています。

しかし、松の緑や人馬とそれぞれが身に着けたものから「生」が感じられる。

黙々と、ただひたすらに目的地を目指して一歩~、一歩~歩む。

見ることで、絵の中の人物に声援を送っているし、絵の中からも返されているような気がします。