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月別アーカイブ: 2018年3月

魔都へ

日経紙連載「愉楽にて」~愉しく読んでおります。

その177話で気になる箇所がありました。

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・・・久坂はもはや、自国の行く末については諦めているといっていい。若者のレベルが違い過ぎるのだ。アジアの国々と比べてみればよくわかる。語学を完璧に身につけ、世界に向けて起業しようとしている中国や韓国、インドの若者たちを身近に見るにつけ、嘆息せずにはいられない。しかし嘆息するだけだ。それについて案じたり、議論したりすることはなかった。・・・

 

この前段には、シンガポールの上層部(おそらく、政治・経済的に)を形作る人々は、世界的にも有名な大学を卒業している~ということが書かれています。

アジアにおける経済の中心は東京ではなく、中国各都市やシンガポールへ移って久しいとも聞くし・・・。

 

小説~としたらオモシロく書かれているが、現実と照らし合わせるとどうなのか?。

事実かもしれないけど、まだまだ日本にも有能な人材もいるのではないかと思う。

そういうことがなかなか語られない、議論されない、ということへの著者からのメッセージと取りました。


「2月請求書」というメール

新手?の怪しいメールが届きました。

それも2件続けて。

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「2月請求書」のタイトルだが、宛名も差出人も記載なしです。

ウチ宛てのモノか?どうかも怪しいうえに、続けて来ることもサラに怪しい。

下手に添付ファイル開けると~トラブルに巻き込まれそうなので、直ぐに削除。

仮に本当の何らかの請求書だったとしても、何の連絡もなくメールで送ってくる時点で非常識かと。

そして、セキュリティソフトをすり抜けている点が要注意です。

お気をつけください。


アップデートが原因?

愛用PCにはUSBポートが3つあります。

マウスは固定のポート位置で、必要に応じメモリースティックを差したり、プリンターをつないだり、スマホの充電やデータ移行に使っています。

ところが、突然にポート2か所が使えなくなった!。

マウスが反応しなかったり、メモリースティックを認識しない。

マズイ!7年近く使っているので壊れたか?。

辛うじて1か所は使えるのだが、機器が寿命ならばコレもそのうちにダメになるかも・・・。

ダメもとで、USBポートのトラブルで検索・・・対処法があった!。

コントロールパネルの「システム復元」で、過去の復元ポイントに設定すれば直る?らしい。

最も直近の「2月22日」で復元クリック!(ドキドキ!)。

ブルーの復元画面から通常の画面に戻り・・・いつものUSBポートにマウスをつなぐと・・・反応した!。

ヨカッタ!壊れたワケではなかった!。

時間経過は5~6分だが、とても長く感じる。

~なんでも、2月中ごろのWindowsアップデートが原因?のようです。

 

情弱の対処記録として書いておこう。


美人画

「江戸の雪景色 十選」

鈴木春信「高下駄の雪取り」

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美人画です。

雪の中で下駄を履いたことはないのでワカラナイが、下駄の歯間には雪が詰まるのでしょう。

足袋は履いていただろうが~さぞや冷たく寒かったかと。

いやいや~元々、耐寒性はあったのだが、現代人がひ弱になっただけかもしれない。

雪を取ってもらっていながら、その背中に手を乗せたりして・・・自分でやれよ!。

自ら対処できないのであれば「不要不急な外出は控えてください~」という、先月あたりによく聞いたコメントを思い出す。

 

まぁ~そんな無粋なことは、浮世絵には似合わないが。


春の使者 

春の訪れとともに近所ネコも現れました。

今年の初お目見え?かも。

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眠そうな~気だるそうな~不愛想ないつもの表情は相変わらず。

過保護?巨大さも変わらず。

めんどくさそうにコチラを見て、離れて行ってしまいました。

これも相変わらず。

 

一応、かわいがっているつもりなのだが・・・。^_^;


雪あそび

日経紙「江戸の雪景色 十選」~ 歌川国芳「新板子供遊び之内 雪あそび」

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この浮世絵に描かれるのは・・・糸の端に木炭を結んで雪の上に置き、雪団子を作る「雪釣り」

雪玉を転がして作る「雪だるま」

丸めた雪をぶつけ合う「雪うち」

凍った桶の水を太鼓のように叩く「氷たたき」

雪に触れないように歩く「竹馬」

雪のように白い犬も。

子どもの頃の「雪」は、楽しいモノ~ワクワクするモノ~だったと思います。

寒さや冷たさも、さほど気にならなかった。

それは、江戸の頃から変わらないのですね。

 

雪景色なのに温かみが感じられます。

そして、平穏無事な日常も~。 


百年泥

「百年泥(ひやくねんどろ)」第158回芥川賞受賞作 石井遊佳

百年泥.jpg現在~過去と、一部の未来?が、クロスオーバーする摩訶不思議な世界の物語。

インド・チェンナイという初めて聞く街が舞台です。

インドといえばガンジス川が有名だが、チェンナイを流れるアダイヤール川も同様に「神聖な川」なのでしょうか?。

そもそも、インドという場所がそうなのか否か?。

主人公が住む近くのアダイヤール川が100年に一度の洪水となり、ドブさらい?したかのように、川から様々なモノが姿を現すのでした。

混沌・混迷・混在・混合・混雑・混信・混成・混戦・混然・混濁・混同・混乱。(その他「混」のつく言葉すべて)

変わった小説に困惑した・・・と思いつつ、気がついたら洪水にのみ込まれたかのように流されて・・・読み切っていたという・・・。

 

百年くらい経ったら川底の泥から、ヒョッコリと現れることが出来るでしょうか。


夢の啓示

好天の中、クルマで大通りを走っています。

左側車線が空いているのでアクセルを踏み込む。

80キロ近くのスピードで進む!危険は感じない!。

・・・と、その時手前で旗を振っている人物が見える・・・警察官・・・。

速度超過です。

「あー、ゴールド免許が無くなった・・・」凄いショック。

クルマを停めて降りたところで、フト気が付きました。

 

コレは夢だ・・・。

ドキドキして天井を見ていた。(やや~安堵)

 

気を付けなさい!との啓示です。(大げさ)


雪だるまつくろ~う♪

日経紙「江戸の雪景色」十選

歌川広景「江戸名所道戯尽 廿二 御蔵前の雪」

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雪だるま~にしては、凝っているというか縁起物の達磨に近い。

江戸の雪だるまは、このカタチがポピュラーのようです。

 

手前の男性が下駄の鼻緒を直している側で、雪だるまに置かれた魚とネギを犬が狙っている・・・。

鍋料理にでもしようとしたのでしょうか?このままだと、犬のごはんになりそう。

巨大雪だるまの無表情さが、この後に起こるであろう~ドタバタ劇にスパイスを加えています。

江戸の人たちは、雪が積もっていても、雪だるまをつくり楽しむ余裕?があったのだなー。


数々あります

う~ん、目の前を様々な数字が飛び交っています (~_~;)。

仕事上の数字はモチロン、他に関わりのある案件も含めて多々。

年度末は、毎年似たようなものですが~今回はサラに~サラに~手強い?です。

数字を見ながらドキドキ、ハラハラ~時にはワクワクも。

結果を取りまとめた数字もありますが、本来の「数字」は、創り上げるモノなんですね。

絵に描いた餅にしないように、数字を創り上げる~には、メンタル面の強さが必要だということも。

 

~ということを、今さらながら痛感しております。


COOって?

こんな郵便物が届いた。

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「経営に関わる重要なお知せ在中」・・・てなんだ?。

開けて中身を見ると、「資本提携のご提案」とあります。

・・・弊社、株式会社〇〇〇〇(横文字)は、未上場企業様のM&Aや資本提携の仲介を行う、独立系の仲介会社でございます。この度、弊社クライアントである企業様より、具体的な資本提携のご相談を預かっており・・・とあります。

 

東京の何とかヒルズタワーにある会社の取締役COOの***さんから来た郵便物ですが~。

うさんくささMAXですね。

こんなんに対応したら、ワケのワカラン電話やらFAXが増えるだけです。

田舎企業に横文字やら~なんやらかんやら、見せつけても理解出来ませんから!。

C(ちゃんと)O(おのれのことを)O(お話)してからですね。

 

おつかれさまでした。(^_^メ)


亡命者の古書店

「亡命者の古書店」続・私のイギリス物語  佐藤優

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・・・大学在学中、チェコの神学者・フロマートカの人生に惹かれた著者は、神学研究の志を秘め外務省に入省、ロンドン郊外でロシア語研修に入る。そして任官2年目、同じく亡命チェコ人で、社会主義国の禁書を扱う古書店店主マストニークと出会い、彼を師として、宗教や民族、国家を巡る対話を重ねながら、世界の読み解き方を知る。・・・(本書カバー裏面)

 

前回の「紳士協定」と、ほぼ同時期の自伝エッセイ。

しかしながら、神学研究や思想を語る場面が多く、何回読んでも難解で~難解で、重い(眠い)話が続く~のでした。

日本国内にいるとなかなか理解し難い現実が、次々と現れてきます。

諸外国の民族事情は、なんと複雑なのだろう。 

著者が他所でも語る、日本と沖縄のアイデンティティの違いを感じたキッカケはここにあった。

イギリス(連合王国)内でもイングランド・北アイルランド・スコットランド・ウェールズでの違いはある。

多民族国家アメリカではなおの事。

当時のソ連も(現在でも)民族紛争は絶えない。

 

・・・われわれ自身にとってもロシアは解きがたい神秘である。ロシアは矛盾撞着、二律背反の国だ。ロシアの魂はいかなる教養をもってしても尽くせない。チュッチェフはおのがロシアについていっている。

 知恵でロシアはわからない

 物差しで測りもならず

 彼女の容姿は一種独特~

 ロシアは信ずるほかに道がない(フョードル・イワノビッチ・チュッチェフ

まことにロシアは知恵にとって不可思議きわまるもので、教養や学説のどんな物差しをもってしても測りえないといえる。がそのロシアを信ずるに各人各様、それぞれはその信仰をうらづける事実をロシアという存在のまったき矛盾のうちに見だしている。ロシアの魂のうちにひそんでいる神秘の解明に近づくには、ロシアの二律背面、その不気味な矛盾をそっくりそのまま認めてしまえばよい。・・・

 

推測出来ない相手は信用するしかない?。

外交~インテリジェンスの世界は、魑魅魍魎が跋扈する複雑怪奇な場所で、一般人がチャベチャベとのぞき見たり、ムタムタいうことはない(出来ない)~ということが、よくワカリマシタ。


残雪

3月に入って~すっかり春の日差し、陽気が続いています。

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日陰の積雪も徐々に減ってきました。

陽光に照らされた黄緑~緑の色彩と残雪のコントラストが、待ちわびた春!を感じさせます。

特にこの冬は、なおのこと・・・。

 

今しか見れない光景でした。


江戸名所道戯尽

今月から始まった、日経紙文化面「江戸の雪景色十選」。

この冬は関東地方も雪で大変だった。

当地も先月のような雪はコリゴリ・・・だったが、喉元過ぎれば熱さを忘れる的に~思い出しながら。

 

歌川広景『江戸名所道戯尽(どうけづくし) 十四 芝赤羽はしの雪中』

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絵柄がオモシロイです。

雪道でスッコロンでひっくり返った弾みで脱げてしまった男の下駄が、旅装束の男の顔を直撃!。

フンドシが丸見えで素足に下駄・・・の転んだ男は寒くないのか?。

 

転んだり、下駄が当たった絵の人物には申し訳ないが人の不幸は蜜の味かも。

この浮世絵を見た江戸の人びとは、大笑いしたのでしょう。


紳士協定

「紳士協定」私のイギリス物語  佐藤優

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・・・1986年、入省(外務省)二年目の私はイギリスにいた。語学研修に追われる単調な日々の小さな楽しみは、ステイ先で出会った12歳のグレンとの語らいだった。ロンドン書店巡り、フィッシュ&チップス初体験。小さな冒険を重ね、恋の痛みや将来への不安を語り合った私たちは、ある協定を結んだ・・・。(本書カバー裏面)

 

語学研修~とはいうものの、すべて英語で行われるロシア語研修。

課題をクリアできなければ、放出!させられるという過酷な研修でした。

著者はノンキャリア組だが、キャリア組も研修には参加し滞在時の待遇は差がない。

外交の最前線ではないものの、英国人、ロシア人(当時はソ連)等との付き合い方を叩き込まれる。

日本人との付き合いもシビアで、身体も精神もタフでないと務まらないのが、外務省職員なんですね~。

 

また、イギリスやロシアのローカルな食べ物や飲料が出て来る場面が多く、居ながらにして食べたり飲んだりしている錯覚に陥る。

是非、実際に訪れて堪能してみたい!と何度も思う。

 

そして、イギリス(連合王国)は、階級社会だということがよく分かりました。

観光だけでは分からない社会構造がナマナマしい。

30年ほど前の内容ですが、現在はスコットランド独立運動EU離脱が加わり、サラに複雑になっているだろうな。

 

それにしても、佐藤優は、想像を絶する「知の巨人」です。


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