月別アーカイブ: 2018年8月
運・機会
2018年8月14日 ブログ
~ドラッカー365の金言~
8月14日「事業機会の発見」機会は見つけるものであって、向こうからやってくるものでなない。
・・・運と機会はあらゆる人間活動に影響を与え、事業に影響を与える。しかし、運だけで事業はつくれない。機会を発見し、それを開拓する企業だけが繁栄し、成長する。(中略)
危険や弱みが機会の存在を教える。それらを機会に転化するとき、異常な成果が得られる。時には、そのような転化はマネジメントの姿勢だけでもたらされる。
機会の存在は三つの問いによって明らかにされる。第一に、事業を脆弱なものにしている制約は何か。第二に、事業内においてアンバランスになっているものは何か。第三に、事業に対する脅威として恐れているものは何か。(『創造する経営者』)
旧パレットを閉館する!と決める前後から現在に至るまで「運」「機会」そして「タイミング」という言葉を多く使っていつような気がします。
この金言を意識してはいなかったが、そういう事だったのか・・・とも思ふ。
弊社事業としては大転換時期を迎えていますが、繁栄~成長だけが目的ではないのでした。
あえて言えば、ポジティブな内向き志向?なんです・・・。^_^;
リアルサイズ古生物図鑑
2018年8月13日 ブログ
「リアルサイズ古生物図鑑」古生代編
大人買い?衝動買い?で入手。
古代の摩訶不思議な生物が現代に現れたら・・・実はこんな大きさでした!的な図鑑。
きれいな図鑑なので見ているだけで楽しい。
特に気に入ったのがコレ↓。
カンブリア紀(約5億4100万年~4億8500万年前)の覇者「アノマロカリス」!それも時価!。
そしてシルル紀~デボン紀(約4億4400万年~3億5900万年前)の棘魚類「クリマティウス」が鮭の切り身と並んで焼き魚定食に・・・。
両者ともマッタク食べたいとは思わないが~古代生物のサイズ感が分かってオモシロイです。
食べ物との対比が多いのは、編集者が食いしん坊だから?かも。
気になるニュース
2018年8月10日 ブログ
以前記事にした名古屋・旧丸栄百貨店に関する報道がありました。
~六月末に閉店した名古屋・栄の老舗百貨店「丸栄」を巡り、テナント契約を一方的に打ち切られて損害を受けたとして、入居していた二社が丸栄側に賠償を求める訴訟を名古屋地裁に相次いで起こしていたことが分かった。うち一社は既に和解している。別の二社にも賠償を求める動きがあり、代理人弁護士によると、丸栄側に交渉に応じてもらうため、置いたままの備品や機材を百貨店から搬出しないよう求める仮処分を同地裁に申し立てた。(8月7日 中日新聞朝刊)~
報道によると、5年間のテナント契約を結んだが百貨店の閉店により1年足らずで契約を打ち切られて、投資費用回収が出来ず損害を被ったらしい。
旧パレットの場合、3年程前から新たにテナント契約する場合は、半年~1年間と短めの契約期間とするようにしていました。
建物閉鎖~の決断をしてはいなかったものの、建物耐震強度不足がその時期に判明していたこともあり、「もしも~」の場合に備えていたのでした。
当時の新規契約案件は軽装備内装ばかりでしたけど。
本件の契約書では双方の解約告知は6ヵ月前となっているようです。
パレットもそうでしたから双方の言い分は分かりますが、客観的に見ると百貨店側がやや不利かな~。
テナント誘致部隊と建物管理部隊と上層部のコミュニケーションが上手く取れていなかったのか、目先の売上・利益が優先されたのか?。
都会の百貨店(元だけど)の事なので、旧パレットと同列で語ることは出来ないが、気になったニュース。
駅そば
2018年8月9日 ブログ
所用で金沢駅へ。
小腹が空いた?ので~駅といえば立って食べるそば!。
座席スペースもあるが、ここは立って食べるのが王道でありマナー?かと。
注文~支払いを済ますのとほぼ同時に、注文した天玉そばが出てきます。
このスピード感がいい。
ころもでふかしたえび天が、ぬるいツユと絶妙に馴染んで美味い。
食べている間にツユと一体化してしまう玉子がいい。
申し訳程度?の一枚だけのっている赤はべんがいい。
ネギの分量とシャキシャキ感がいい。
一味を三振り(かなり大量に入ったが~)します。
食べる方もササッ!と食べて(ツユがぬるいので早く食べられる)立ち去るのでした。
ごちそうさまです。
今回は、特に列車時間は関係無かったが・・・。
地方暮らしの幸福と若者
2018年8月8日 ブログ
「地方暮らしの幸福と若者」 轡田竜蔵
ななめ読みです。
近年、マスメディアや評論家などの様々な立場から「地方暮らしの幸福」について発信されている。しかし、こうした議論を真に受けてよいのだろうか?。実際に地方暮らしをする若者の現実との間にギャップは無いのだろうか?。将来展望については、地方暮らしもまた大都市と変わらずネガティブな傾向があり、現状において理想との乖離は大きい。特に、地方暮らしの幸福を存立させるうえで、最も核心的な条件である働き方の課題は大きい。人手不足が顕著であり、それを補うべくモチベーションの低い長時間労働に巻き込まれているような状況である。この問題を解決するためには若者の働くモチベーションを考え、ライフキャリアの選択肢を増やし精神的なゆとりをもって働けるような環境づくりが大切である。また、そもそも大都市や地方などの地域間で生活感覚は異なり、収入や学歴などの格差もあるが、居住地域の満足度自体には変わりはない。だから個々の人生において有意義で豊かな社会関係を築き、人生の選択肢を広げる支援と、どこでも「住めば都」となるように、地域や社会に開かれる個人的なモチベーションの多様性を認めていく必要がある。
我々が住んでいる北陸・金沢も地方都市だが、一区切りに「地方」と言っても様々な環境がある。
「地方」における現実の社会生活の厳しさを垣間見ることが出来たと思う。
示される事例を見ながら地域や日本全体についてよく考える必要がある。
そして、本年7月の西日本豪雨災害で、本書の調査地である安芸郡府中町では榎川が氾濫し甚大な被害が発生している。調査データには無い、その地方が抱える課題が生々しい形で現れたのか・・・。
本書に登場するデプス・インタビュー対象だった方々の安否が気になります。
経済の不都合な話
2018年8月6日 ブログ
「経済の不都合な話」ルディー和子
・・・経済やビジネスをめぐる議論が現実離れするのは、偽善や机上の空論による「お約束」に支配されているからだ。会社存続の動機は「経営者のエゴ」、顧客なんて「不実な愛人」、「日銀の約束」を誰も信用しない理由・・・感情が理性より優位に立つ時代、人間の本性に基づいて展開する、少し言い出しにくい世の中の真実。(本書カバー)・・・
著者名がウサンクサイなー(失礼!)と思いつつ読みだす~。
なかなか本質を突いているのではないでしょうか。
・・・変化の時代と言われるように、経済やビジネスの世界でも、これまで「常識」とされてきたことが次々に覆されている。
たとえば、経営者なら胆に銘ずべきとされた「企業の目的は顧客を創造することだ」というドラッカーの金言はもはや通用しない。富士フイルムはアナログ写真フィルムの購買者が激減し、新しい顧客を求めて新市場を開拓せざるを得なくなった。ネットの世界に住む企業は有形固定資産が少ない分、変身も比較的簡単だ。既存市場での競争を避けて事業内容を大幅に変える例は多くみられる。
創造した既存顧客を捨て(あるいは顧客が消滅したために、やむを得ず)、新しい顧客を対象に新しい事業を始める企業はもう珍しくない。
だが、顧客を捨て、既存市場から撤退してまで会社は生存し続けなくてはいけないのか。会社が存在し続けなくてはいけない正当な理由などあるのだろうか。・・・(まえがき)
ドラッカーやノーベル経済学賞、話題のAIも滅多切りです。
モチロン?東芝やシャープといった数々の大企業も。
読みながら納得している自分がいましたが、内容にご立腹で批判的な読者も多数いらっしゃると思います。
経営者、経済学者~は、エラそうなこと言いながらも・・・当たり前に「人間」なのでした。
・・・人間は不安なときには選択(意思決定)ができない。迷って選択できないからよけい不安になる。不安は恐怖の変形で、自分に危機が迫っていることはわかっているが、自分の身を守るために何をしたらよいのか、選択肢を提案されてもこれといった決定打がない。どれを選んでも安心は得られないような気がする。迷って選択できないから不安感は増大する。
選択ができないということは行動が起こせないということだ。だから内向きになる。消費者は、かつて「巣ごもり消費」と命名されたように巣にこもる。外食しないで家で内食する。企業経営者も、積極的投資を先延ばしして、その時のために内部留保を増やす。そして、国家を運営する政権の長は自国ファーストを主張するようになる。(P.81)・・・
タマランです
2018年8月4日 ブログ
最近、新聞の週刊誌広告やネットニュースで見かけることが多い「タワマン」記事。
5年ほど前に記事にしていました。
当時もそうだったと思いますが、ネガティブな内容が多い。
地震の際はエレベーターが停止し、その後もなかなか復旧しない。
高層階での健康被害。
タワマンが集中する地区の駅での長い行列と保育や教育施設不足。
居住階数によるタワマンカースト。
外国人が投資目的で購入。
将来の大規模修繕への不安・・・。
実際に住んでいる方は非常に多いと思いますが、これらの記事をどう思っているのだろうか?。
記事をはやし立てるのは、タワマン住民外でしょうけど。
ひがみ妬みが見え隠れします。
個人的には少しでも地面に近い場所で暮らすのがいい。
解決できないことは何ひとつない
2018年8月3日 ブログ
ブッダの教え一日一話~
8月3日「解決できないことは何ひとつない」
・・・すべてのものごとは、起こるべくして起こるのです。
ところが自我は、ものごとを「起こさせよう」とか、「止めさせよう」とします。そこに問題が起きるのです。
自分という主観を消してみれば、ものごとが客観的にみえてくるのです。
そこにあるのは、ただ行為だけですから、何のこともなく整理整頓できます。
客観的になった人にとっては、解決できないことは何ひとつないのです。だから人は主観を捨てて、客観的になるべきです。・・・
自分が~、私が~、僕が~と、自己主張することは良い事だが・・・。
この一日一話はサラリ~と書いてあるが、実際はとても難しい。
それは、私が「人間」だから。
でも、ものごとは解決します。
結果を問わなければ・・・なるようになっている。
辺境を歩いた人々
2018年8月2日 ブログ
「辺境を歩いた人々」 宮本常一
・・・思わぬことから人を殺めてしまい、八丈島に流刑となったが、膨大な風俗地誌「八丈実記」をまとめあげることになった近藤富蔵、陸奥にとどまり、民俗学の草分けとなった菅江真澄、蝦夷地のために尽くした探検家・松浦武四郎、沖縄、与那国、奄美、台湾・・・と生活・調査した笹森儀助。江戸後期から明治に至る、柳田民俗学誕生以前の民俗探訪の実際と先駆者四人の生涯。・・・(本書カバー)
本書に書かれた四人は当時の幕府・藩・政府から指示を受けて「辺境」に赴いたのではなく(八丈島は別)自らの意思で過酷な自然環境の土地へ辺境へ向かったのでした。
それは~他国侵入への危機感、日本を豊かにするため、「辺境」に住む人々の環境改善のため・・・。
「辺境」というくらいなので、冬季は身動きが取れなくなる北方や、マラリア等の風土病と原住民からの襲撃がある南方。
当然にまともな道もなく、交通手段も未整備の旅は過酷~過酷の連続だった。
過酷で悲惨な場面でも、登場人物を慈しみ優しく見守るような著者の書き方のおかげで読み続けられます。
どちらかというと、小学生向け?に書かれた内容かも。
宮本作品はタマに読みたくなります。