「加賀 金沢 故郷を辞す」室生犀星

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郷土の著名作家の作品を読まなければ~と手にする。

これはエッセイ集です。

以前「杏っ子」を読んでいたので著者の生い立ちは取りあえず理解。

読んでいなかったら分かりづらい箇所も多数あったかも。

 

タイトルが「加賀 金沢」ながら、軽井沢~田端~馬込での文が多い。

結局、他所は端折って金沢の部分だけ読んでいました。(そのうち、読む~と思う)

天徳院、犀川、浅野川、寺町そして兼六公園といった身近な地名が出てきます。

そのためか、メインストリートは現代的だが、一歩裏道~小路に入ると、その醸し出す雰囲気は犀星が見た明治~大正期とそんなに変わらないのかもしれない。

しかし、故郷を辞す・・・とあるのは、別れを告げた~ということでしょうか?。