「誰も農業を知らない」~プロ農家だからわかる日本農業の未来 有坪民雄

・・・その農業改革案はピンぼけです!

大規模農業論、6次産業化・・・机上の改革案が日本農業をつぶす。農家減少・高齢化の衝撃、「ビジネス感覚」農業の盲点、農薬敵視の愚、遺伝子組み換え作物の是非、移民・・・専業農家のリアルすぎる目から見た日本農業の現状と突破口。・・・(本書カバー)

某有名コンサルタント○○総合研究所を経て、現在2ヘクタールの農地でコメ栽培と和牛60頭を肥育する著者が示す農業論。

6次産業化は絵に描いた餅の典型(P.74)

6次産業化~には以前から疑問を抱いていたので、溜飲が下がります。

そうです、美しい言葉?に酔っているだけ!。

気力と体力(財力)、そして時間が無いと成り立たない~成功しない。

また、本書では、農薬と遺伝子組み換え作物の安全を強調しています。

現在国内で流通している農薬と遺伝子組み換え作物は両者とも徹底的に~テッテイテキに、安全性を高めた存在である~という主張は、理にかなっていると思います。

全世界的な食糧増産の為にも必要なことも理解できる。

~とは言っても、過去の農薬禍の記憶や遺伝子領域に踏み込むことへの思想的なハードルがまだまだあるような気がするが・・・。

・・・農家は勉強と戦闘力が足りません。ここで言う勉強とは農学や作物栽培法のことではありません。人文科学、社会科学。自然科学をもっと勉強しなければならないということを言いたいのです。(知的武装)(P.301)・・・

これは、農家だけではなく全業種、全社会人にも言えますね。