月別アーカイブ: 2019年11月
最悪の将軍
2019年11月13日 ブログ
「最悪の将軍」 朝井まかて
・・・生類憐みの令によって「犬公方」の悪名が今に語り継がれる五代将軍・徳川綱吉。その真の人間像、将軍夫妻の覚悟と煩悶に迫る。民を「政の本」とし、泰平の世を実現せんと改革を断行。抵抗勢力を一掃、生きとしし生けるものの命を尊重せよと天下に号令するも、諸藩の紛争に赤穂浪士の討ち入り、大地震と困難が押し寄せ、そして富士山が噴火—。・・・(本書カバー)
度重なる地震と大火による世情不安に、追い打ちをかけるような富士山の噴火に、流行り病とは・・・マサに踏んだり蹴ったり状態。
世論は政治が悪い!将軍のせい!ということになるのは、世の常か・・・。
最近の歴史研究によると、徳川綱吉治世~の見直しが行われています。
赤穂浪士討ち入りも美談?見方によってはクーデター?ともなるが、世間的には上手くとりなすことができた。
「生類憐みの令」も、世界に先んじた動物愛護の思想です。
・・・「扶桑の民はいかなる災厄に遭うても、必ず立ち上がる」また咳が出て息が乱れる。信子(御台所)と小姓らに介添えされて、横になった。「強き、愛しき民ぞ」喘ぎながら言葉を継ぎ、目を閉じた。心の底から満ち足りていた。・・・(P.320)
・・・「我に、邪(よこしま)無し」・・・(P.328)
現代日本へのエールとも・・・。
そして、犬にまつわる巻末も秀逸。
来年のことを言えば・・・
2019年11月10日 ブログ
例年よりも早めに来年の手帳を入手。
今年版よりさらに小さめに、そしてオレンジから赤へ~。
小さい方が使い勝手がイイかな。
来年1月~2月の予定もボチボチとあったりします。
新しい手帳に初めて書き込むのは、新鮮な気持ちでいいものです。(やがて、その気持ちも薄らぐが・・・。)
来年も楽しくワクワクすることが、たくさん書き込めますように!。
日本の偽書
2019年11月4日 ブログ
「日本の偽書」 藤原 明
「古事記」「日本書記」以前に、日本固有の神代文字で著された歴史?や、通史以外の歴史があったという・・・。
「先代旧事本紀」
「秀真伝(ほつまつたえ)」
「上記(うえつふみ)」
「竹内文献」
「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」
超古代史?文明?・・・何やらオカルトチックな内容で、注目を浴びた?(のかな?)書物の数々。
実は、後世に作られたり物語風に書かれた「偽書」だった・・・。
今風に言うならならフェイクニュース。
それが、さも真実のように流布していく。
さらに尾ひれがついて真相が分かりにくくなる・・・が「偽書」の正体のようです。
しかし、真実はワカラナイ。
歴史は勝者によってつくられる・・・という面もある。
歴史に残らない、消された歴史もあったかもしれないし、歴史ロマンもあります。
こう考えると「偽書」やフェイクニュースは、これからも現れる可能性はあるだろうなぁ。
・・・自分自身が「偽書」の源なのだ。
スーパー要衝
2019年11月2日 ブログ
先月末(10月29日)日経紙 北陸経済面。
スーパー要衝 南北から敵
・・・北陸で食品スーパーの出店競争が激しくなっている。新潟県のアクシアルリテイリングが19日、富山県に初出店(原信)。滋賀県の平和堂は9月、食品スーパーの石川県1号店を設けた。両社は持ち家比率の高さや子育て世代の多さといった地域特性に注目して顧客を開拓する。一方、アルビスなど地元勢は店舗運営体制の見直しで守りを固める。域外大手の出店に各社の警戒感が強まっている。・・・
記事の写真にはアルビス笠舞店が載っています。
・・・アルビスは10月、笠舞店(金沢市)、北安田店(石川県白山市)の2店舗をオープンさせた。古くからの住宅地にある笠舞店は従来の店舗を6割増床し再開業した。「周囲に強い競合店が見当たらない。多くの客を集めるだろう」(他のスーパー幹部)とみられている。・・・
立地と環境が、このように評価されています!。
直接、運営に携わっていないが、率直にウレシイ!。
・・・また、アルビスの食品加工センターの稼働状況が思わしくないことも記事にありましたが・・・何でもかんでも上手くいくとは限らない。((+_+))
それにしても、北陸は「スーパー要衝」と言われる程のおいしい商圏なんですね。
域外資本の草刈り場?・・・。