「樹木たちの知られざる生活」森林管理官が聴いた森の声

ペーター・ヴォールレーベン 長谷川 圭 訳

・・・動物のようには動かず、声を出さないため、モノ扱いされることもある樹木。しかし、樹木には驚くべき能力と社会性があるのだ。子どもを教育し、コミュニケーションを交わし、ときには助け合う。その一方で熾烈な縄張り争いをも繰り広げる。音に反応し、数をかぞえ、長い時間をかけて移動さえする。・・・(本書カバー)

 

街路樹・庭木・山林~身の回りにある多くの樹木。

これらの樹木をみる目が変わりました。

樹木~下草~土壌中の微生物・昆虫~そしてそれらを捕食する動物。

それらが存在する大地・海・湖沼・大気・・・すべてが繋がっているのでした。

地球は大きな生命体のような存在。

樹木たちも痛みや喜怒哀楽があり、栄養を分け合い仲間を助ける。

 

「社会の真の価値は、そのなかのもっとも弱いメンバーをいかに守るかによって決まる」という、職人たちが好んで口にする言葉は、樹木が思いついたのかもしれない。森の木々はそのことを理解し、無条件で互いを助け合っている。(P.31~32)

 

地球上の植物も動物も根っこは一緒・・・。

樹木に教えられました。