「コロナの衝撃」感染爆発で世界はどうなる? 小原雅博

・・・新型コロナウイルスとの闘いを通じて、私たちは多くのことを学ぶはずだ。重要なことは、それを社会で共有し、そう遠くない将来に出現するであろう新たな感染症の流行に備え、必要な意識改革と具体的な行動を起こすことである。それこそが、感染症克服に近づく道である。・・・(本書カバー)

 

経済対策へシフトしている現在のコロナ禍対策。

本書でも感染症対策と経済対策の両立が容易でない事が、切々と述べられています。

仮に日本国内で終息しても第2~3波襲来や、新たな感染症の感染爆発の可能性は十分あり得る・・・。

国際協調の下、全世界で対策をとる必要があるが~どの国も自国一番で旗を振らない、Gゼロの世界。

日本が自ら買って出ることを説くが・・・?。

 

(前述に続けて)・・・スピード、透明性、科学に基づく正確なコミュニケーション、資金、政治的勇気、自由と安全のベスト・ミックス、グローバルな公衆衛生の連携と協力、そして想像力。

最後の想像力について、一言補足しておこう。毎日発表される感染者と死亡者の数字の向こうにある恐怖や苦闘や献身や悲しみを想像してみてほしい。そんな想像力があれば、政府の強制ではなく自らの意思で行動を律し、利己ではなく利他につながるはずだ。国民の多数が想像力を高めることで、感染症に対する社会の強靭性も高まる。・・・(P.180)

 

観光地や飲食店への人出が増えた~との報道で、当地においてはコロナ禍という嵐が通り過ぎた・・・感も多少ありますが、本書を読めばまだまだこれから~引き締まります。(強制的に?。)

GoToキャンペーンの件もあるし。