「手のひらの京(みやこ)」 綿矢りさ

・・・京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。長女の綾香はのんびり屋だが、結婚に焦りを感じるお年頃。負けず嫌いの次女、羽依は、入社したばかりの会社で恋愛ざたといけず撃退に忙しい。そして大学院に通う三女の凛は、家族には内緒で新天地を夢見ていた。・・・(本書カバー)

 

京都出身の著者が描く家族のストーリーは、自伝的な部分も含まれている?。

鴨川の風景~祇園祭~五山送り火~紅葉~冬の嵐山といった季節感を感じる背景や、京都で海水浴といえば琵琶湖~といったローカルネタが読み手を「疑似京都在住の人」感へ誘います(自分だけか・・・?)。

四条通や先斗町の人混みを、ウロウロしている気になりました。

 

コロナ禍失せろ!早く自由に京都へ行ける環境になって欲しい!(だからタイトルで、本書を手にしていたのかもしれない)。

そうなれば、きっと奥沢家の美人三姉妹に会えるような気がするのでした。(^_^)/