月別アーカイブ: 2020年7月
ブルックス・ブラザーズ
2020年7月16日 ブログ
やや旧聞ながら、米アパレル「ブルックス・ブラザーズ」破綻のニュース・・・。
低迷している~との報道は以前からあったので、とうとうこうなったか・・・が第一印象でした。
日本国内の同名店舗は、別会社なので今のところ従来通り営業継続のようです。
しかし、この状況下での破綻ニュースなので、セールスにはマイナスだろうな・・・。
「ブルックス・ブラザーズ」は、ファッションに目覚めた頃?からの、憧れの海外ブランドです。
以前は敷居が高く感じられたが、ようやく店舗にも、さり気なく入れるような気がしていたのに。((+_+))
そのスタイルは、永遠のマストアイテム~と個人的には思っているので、これからも購入機会はあるかと思います。
時流に対応しなかった、できなかった・・・このようなアパレルブランドのネガティブニュースを見かけると、そうだなぁ~と思う反面、当初からのブランドポリシーを守り続けたことで、結果的に社会から弾かれてしまう理不尽さも感じるのでした。
伝統的(トラディショナル)なものは、変わらない良さがある~革新の必要があるのも理解できるのだが・・・。
ギャップの存在
2020年7月15日 ブログ
ドラッカー365の金言~7月15日 ギャップの存在 ギャップの存在は欠陥の存在を意味する。
・・・ときとして、それぞれの産業、市場、プロセスにギャップが存在する。その内部や周辺にいる者は知っている。しかし、彼らインサイダーは、これまでずっとそうだったとして行動をとらない。そこで、誰かがそのギャップを利用する。
自動車のユーザーとディーラーとの間にはギャップがある。値引き交渉、誇大気味の広告、セールスマンの対応など、自動車の購入にはうんざりさせられる。そこで、全車種の新車と中古車について、価格、ローン、保険料について迅速に情報を提供するeコマースのディーラーが急成長を始めた。それらのディーラーは、ユーザーの便宜をはかっている。『イノベーションと起業家精神』・・・
これは売り手と買い手のギャップについてだが、組織内のギャップを考えました。
組織の体だが構成員それぞれの目的や視線がバラバラ・・・。
各人はうすうす気付いている?のだけど、不安定ながら安定しているので、これでいい~と現状維持。
それを利用しようと、立ち入ってくる輩がいたような~いなかったような~。
組織運営は難しい・・・。(^^;
~閑話休題~
コロナ禍で「これまで」とのギャップが生じています。
この溝(ギャップ)を、利用して「これまで」から改善出来ることもあります。
ギャップの存在はイノベーションに気づかせてくれる。
マスク警察
2020年7月12日 ブログ
所用で近江町市場へ。
コロナ禍前の人でごった返していた頃が、信じられないくらい空いています。
これがずっと前の市場風景なのかも~。
歩きながら拝見していると、観光客らしき方々も見受けられます。
徐々に人出も回復傾向か。
ただし・・・マスクをしていない方(市場の従業員含む)をチラホラ見かけます。
忘れたのか、暑いから外したか、そもそも気にしていないのか?。
マスク着用義務化!ということではないが、人混みが予想される場所でのマスクエチケット的なルールは求められてもいいかと。
まだまだコロナ禍は収まってはいない。
必要以上に恐れることはないが、手洗い・ウガイ等の自己防衛や、周囲への配慮は必須です。
マスク警察ではありません。
R帝国
2020年7月11日 ブログ
「R帝国」 中村文則
・・・近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在”党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。・・・(本書カバー)
R帝国とB国の戦争にY宗国が絡み、そして・・・国際間の複雑怪奇な関係が明らかに・・・物語の世界は、疑似現実?仮想現実?の世界。
R帝国は現代日本と某国の混合体か?~ほとんど現実社会なのでは。
さすがに本当の戦争はないが、相次ぐ大規模自然災害やコロナ禍の現状は、戦争状態に近いのかもしれない。
・・・我々にはHPを通じての国民に関するビッグ・データがある。検索履歴、会話・メール傾向等も全て収集されデータ化されている。そのビッグ・データを我々が所有する最新の人工知能に解析させ、国内世論をある程度正確に把握することができる。・・・(P.357)
リアルすぎて不気味な近未来ディストピア小説。
不快な読後感しかないが、読んで良かった~という不思議な感想。
日々是好日
2020年7月9日 ブログ
毎朝、新聞に載っている「今日の運勢」を見ています。
生まれた月・干支でそれぞれの運勢を点数化している。
国内1億数千万人を12通りで、良い・悪い・中くらいと決めつけられるワケがない!と、思いつつも見てしまい、運勢の点数でひそかに一喜一憂している小心モノ・・・。
高い点は素直に喜び~低い点は、とりあえず用心?していたり~。
「日々是好日」にちにちこれこうにち~致知メルマガにありました。
・・・どの日もどの日も、よい日であるといっても よい日とは決して自分にとって都合のよいという意味ではない。もう二度と来ることはない、かけがえのない1日である。・・・
それが、自分にとって良かろうが悪かろうが~「運勢」に惑わされず、かけがえのない1日を大事に生きる。
今更ながらハッ!とした「日々是好日」です。
ファクトフルネス
2020年7月8日 ブログ
「ファクトフルネス」ハンス・ロスリング 上杉周作・関和美 訳
「世界は分断されている」という思い込み。
「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み。
「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み。
危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み。
「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み。
「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み。
「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み。
「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み。
「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み。
「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み。
本書の副題~10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣~。
特に現在は、コロナ禍で感染者数等の数値も含め、いろんな情報(思い込み?)が乱れ飛んでいます。
メディア情報に一喜一憂し右往左往しがちだが、真実(FACT)は何だ?どうなっている?。
本書を読めば、そのヒントが得られるのでは~と思い入手。
地球温暖化や格差拡大~と言われているが、世界はそれほど悪くないのでは?と感じました。
ただし、安心して胡坐をかいたらダメですけど。
そして~渦中のコロナはやはり恐ろしい感染症です。
これも正しく(←ここ難しい)対処すれば封じ込められる・・・と思った。
・・・朝、顔を洗うときに蛇口から温かいお湯が流れてくると、奇跡のように感じることがある。奇跡を起こしてくれた人たちに、わたしは心の中で感謝する。配管工のみなさん、ありがとう。そんな感謝のスイッチが入ったときには、何を見ても感動して、誰かれかまわず感謝したくなる。公務員、看護師、教師、弁護士、警官、消防士、電気工事の人、会計士、受付係。社会の土台になるさまざまなサービスの網をつくってくれているのは、こうした名もなき人たちだ。物事がうまく行っているときに讃えるべきは、この人たちなのだ。
2014年にわたしはエボラ出血熱と闘うためリベリアに向った。もしここでエボラを止めなければ世界中に広がって、10億もの命が犠牲になり、歴史上のどんな感染症よりも大きな害を及ぼすと思ったからだ。死にいたるエボラウイルスとの闘いに勝てたのは、強いリーダーのおかげではないし、国境なき医師団やユニセフといった有名な組織のおかげでもない。名もなき普通の政府の職員や地元の医療スタッフが、地域活動を通して、いにしえからの葬儀の風習をほんの数日で変えさせたからだ。彼らが命を賭けて死にかけた患者を治療したからだ。面倒で危険で細かい作業を通して、エボラ患者と接触した人たちを突き止め隔離したからだ。社会を機能させている、勇敢で辛抱強い人たちが注目されることはめったにない。でも、本当の救世主はそんな人たちだ。・・・(P.279)
内田樹のいうアンサング・ヒーロー(賞賛されることのない人)が、非常時でも世の中を支えている。
エッセンシャルワーカーなんて、いわれ方もされますが・・・これがファクトフルネスの世界。
数値を読み解くことも大事だが、ココがもっと大事だと思います。
アタマでっかちにならないように、ファットフルネスにならないように(余談)・・・。
個人的新しい生活様式
2020年7月4日 ブログ
4月来のステイホーム習慣が、個人的新しい生活様式になっています。
そのため、昼夜関係なく外食機会が減りまして~その結果(多分)、体重&体脂肪率が低下傾向!(数値非公表)。
自宅の体重計は壊れていない(ハズ)。
他にも要因はあるかと思いますが、数値として現れています。
この傾向を維持してイカナケレバ!。
ステイホーム太りはよくいわれますが、痩せの事例少ないかと~。
ポジティブな新しい生活様式を邁進!(できるか?)。
不都合な現実
2020年7月3日 ブログ
日経紙7月2日朝刊「大機小機」~コロナ禍の不都合な現実~
・・・新型コロナウイルスは日本の経済社会に多面的な影響を及ぼしつつある。その中で、以下では誰もが言いたくないことをあえて言ってみよう。・・・(要約)
① 景気は、22年1~3月期になってもコロナ危機前の水準には達しない。
② コロナ前に予定されていた大きなプロジェクト(東京五輪)は見直しを迫られる。
③ 財政再建問題~与野党ともに積極的な財政支出に熱心で、政治的にはほとんど誰もその後始末(増税)に言及しない。
・・・誰もが漠然と考えてはいても、誰もこうした話をしないのは、誰も聞きたくないからだ。しかし、我々が耳をふさいでいても厳しい現実はなくならない。・・・
特に③~目先の対応に追われて、大事なことは後回し~。
それだけ非常事態ということだが、事態が長引くと非常が通常になった感も少しだけ。
慣れ~惰性はおそろしい。
一億三千万人のための「論語」教室
2020年7月2日 ブログ
一億三千万人のための「論語」教室 高橋源一郎
・・・これから始まる、この「論語」教室は、「超訳」でも、ぼくの創作でもありません。ある意味で、これ以上、厳密な翻訳はないんじゃないかと思っています。なにしろ、あんなに時間がたっても、センセイの「論語」はまったく古びていなかったんですから。
おせっかいなぼくは、キリストよりもずっと昔の時代に生きたセンセイのことばを、いまのみなさんに伝えるために、ほんの少しだけ現在風にアレンジし、ほんの少しだけ通訳としてお手伝いをしているだけです。
では、どうぞ、二千五百年前の白熱教室へ。・・・(はじめに~)
「論語」関連の本は何冊か読んだかも?でも・・・孔子の話?昔の訓話みたいなもの、というレベル。
「温故知新」「十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず」とか、知っているようなフレーズもありますが。
その「子曰く、故きを温ねて新しきを知れば、以て師と為るべし。」を本書では・・・「昔のことを研究するぐらい誰にだってできるんですよ。大切なのは、そうやって研究したことの中から、いまに役立つなにかを見つけてくることですね。そういう人じゃなくちゃ、先生なんかやっちゃいけませんよ」と翻訳。
「子曰く、人、遠き慮りなければ、必ず近き憂えあり。」
・・・「いまが良ければと目先のことばかり考える。そうなると、必ずしっぺ返しに遭います。断言してもいいですよ。このことは、政治にとってもっとも大切なことといってもかまいません。いま金がないから緊縮する、その結果、将来の世代がひどい目に遭う。いま、働く世代がたくさんいるからその金を使ってじゃんじゃん軍備を増強する、でも半世紀後、高齢化社会を迎えたら、働く世代がいなくなって年金制度が崩壊する。いくらでも例をあげることができるでしょう。でも、政治家も有権者も役人も、みんな「目の前」のことさえよければ、自分だけなんとかなれば、と思って行動してしまうのです。残念ですがね」・・・と本文より長い翻訳となります。
著者の思想もチョッと加味?~これは、致し方ないか。
紀元前200年頃には存在していた「論語」。
当時の日本は弥生時代後期か古墳時代~。
悠久の時の流れのなかで読み継がれている「論語」。
通読しなくてもバラ読みでもいいですね。
「論語」読みの「論語」知らず~とならないように、「一億三千万人のための『論語』教室」へ・・・。