「うずまき猫のみつけかた」 村上春樹

・・・アメリカのケンブリッジに住んだ ❜93年から ❜95年にかけての滞在記。ボストン・マラソンに向けて昂揚していく街の表情、「猫の喜ぶビデオ」の驚くべき効果、年末に車が盗まれて困り果てた話、等々なごやか(?)なエピソードの中に、追悼特集で報じられたニクソン元大統領の意外な一面や、帰国後訪れた震災後の神戸の光景がキラリと光る。・・・(本書カバー)

 

やがて哀しき外国語」の続編~。

安西水丸画伯のほんわか?イラストと村上夫人の写真が要を押さえ、いいアジ出している絵日記風エッセイです。

 

「欠けない満月がないように、トラブルのない生活もない」(ムラカミ・ピーターの法則)

 

内容は四半世紀ほど前だが、読みながら~ムラカミ・ピーターと同じ空間にいるような錯覚に・・・。

わりと最近まであった、古き良きアメリカらしさが残るアメリカの風景~を思い浮かべる。

と同時に、その頃の自分の境遇も思い出すのでした(コレまた月とスッポン!)。

本書を訪ねる「ハルキ・ツーリズム」も楽しそう・・・。

 

タイトルの「うずまき猫のみつけかた」通り、猫にまつわる話・イラスト・写真が目立ちます。

本書内にうずまき猫は存在したのか?。