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神無月 朔日  理不尽な進化

「理不尽な進化」遺伝子と運のあいだ  吉川浩満

・・・私たちはふつう、生物の進化を生き残りの観点から見ている。進化論は、生存闘争を勝ち抜いて生存に成功する者、すなわち適者の条件を問う。そうすることで、生き物たちがどのようにしてその姿形や行動を変化させながら環境に適応してきたかを説明する。(中略)

しかし本書は、それとは逆に、絶滅という観点から生物の進化をとらえかえしてみようと提案する。(中略)

どうしてそんなことをするのか。生物の世界では、生き残りという表街道よりも、絶滅という裏街道のほうが、じつはずっと広いからだ。生物の歴史が教えるのは、これまで地球上に出現した生物種のうち、じつに九九・九パーセントが絶滅してきたという事実である。私たちを含む〇・一パーセントの生き残りでさえ、まだ絶滅していないというだけで、いずれは絶滅することになるだろう。・・・(まえがきより)

 

序盤は興味深く読んでいたが・・・第三章辺りから論文紹介?みたいな感じが続き、読み出す度に眠くなり~2頁ほどでリタイア、再び読み出すも、またリタイア~を繰り返していました。

字面を追うのが精一杯で内容は???。

第一章「絶滅のシナリオ」、第二章「適者生存とはなにか」までで止めてもヨカッタかも?。

とにかく~なんとか、最後までたどり着けて(無理やり)ヨカッタ・・・いい読み方ではないが・・・。

 

 

生物絶滅に至るシナリオは3通りあり、その1は「弾幕の戦場」~事例として挙げられていたのは、地球外からの天体が衝突して起きたとされる恐竜の絶滅~たまたま、その時その場所にいたことが原因(運が悪い)。

 

シナリオの2は「公正なゲーム」の事例は、ネアンデルタール人の全滅。

現生人類との生存競争に敗れた~といわれています(遺伝子の優位性、本当のところはワカランらしいが)。

 

そしてシナリオ3が「理不尽な絶滅」。

地球に他天体が衝突して大多数の恐竜が絶滅してもなお、少数は生き残っていたと思われています。

しかし、天体衝突による気候・環境の激変で恐竜が生存するには難しい状況に陥ってしまった。

結果、それまで恐竜の足元で、日陰者のように細々と生きていた小型で寒冷に強い生物が、恐竜を凌駕~やがて絶滅へ(これまでの環境やルールが突然変わってしまい、下剋上にサラサレル)。

 

地球上の生物は太古から「理不尽な絶滅」を繰り返して、その後に残った生物が環境適応(進化)して来た・・・故に「理不尽な進化」ということか~と理解(違っているかも知れないけど)。

環境に適応してきた存在が生き残るのだが、それも永遠ということではない~のが、地球上の当たり前のようです。

 

 

現在のコロナ禍も環境の激変(人間にとって)。

変化に適応しないと、やがては・・・理不尽だけど。


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