ドラッカー365の金言~12月26日

「魔物の再現」

自由と安全が両立しないならば大衆は安全を選ぶ

・・・大衆は、世界に合理をもたらすことを約束してくれるものさえあれば、自由を放棄してもよいと覚悟するにいたった。自由が平等をもたらさないならば、自由を捨てる。自由が安全をもたらさないならば、安全を選ぶ。自由によって魔物を退治できないとなれば、自由があるかないかは二義的な問題にすぎない。自由が魔物を招くのであれば、自由の放棄によって絶望からの解放を求める。・・・『「経済人」の終わり』

 

ドラッカー本なので、社会は時に「全体主義」を選択することがある・・・とのこと。

現タイミングでは、魔物=コロナウイルスであり、「移動の自由」と「安心・安全」は両立しない~と本文を見ました。

この年末年始での、人の移動はどうなるのでしょう?。

自由を選ぶ?安全を選ぶ?。

感染拡大防止!のみ考えた場合の答えは「自由の制限」だと思いますが、実際は各人の答えは分かれてしまう。

近隣の大国のように「強権発動」が、非常時には効果的なこともあるのだが・・・人々は何を選ぶか。

 

「魔物の再現」のタイトルが、生々しい。