「JR上野駅公園口」 柳美里

 

・・・一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生れた。東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける、生者と死者が共存するこの国を。

高度経済成長期の中、その象徴ともいえる「上野」を舞台に、福島県相馬郡(現・南相馬市)出身の一人の男の生涯を通じて描かれる死者への祈り、そして日本の光と闇・・・。(本書カバー)

 

全米図書館賞(翻訳文学部門)!と、報道で知っていたので手にしました。

でなければ、読むことは無かったと思います。

予備知識ゼロで読み出す・・・感想がとても難しい作品。

賛否両論あるでしょう。

 

コロナ禍以前、上京のおりには、よく立ち寄った上野の博物館~美術館、その辺りの光景が描かれています。

日の当たる面しか見ていなかったのか?、大多数の国民はそうだと思うが。

 

年末年始時期に読むにはハードルが高い~というか、人々を分断するトレンチ(水壕)が広く深すぎた。

近い将来、上野駅に降り立つことがあれば・・・本書のことを思い出すのだろうなー。

その時は、どういう光景を見るのだろう。