日経紙連載「ゆる~ぃ江戸絵画」十選(5)

忍頂寺静村「坂田金時図」(部分)

右側の黒衣装が坂田金時(金太郎)、中ほどに膝をつく村人2名、左側に這いつくばる熊~近くに鹿、猪、猿、山羊、兎。

かつては?足柄山で、マサカリ担いだ金太郎が熊にまたがって動物たちと遊んでいた(童謡の世界)が、後に源頼光四天王として酒呑童子退治等に活躍、有名な武将となる。

~坂田金時・故郷の足柄山に凱旋の図のようです。

金時は赤ら顔?のようでご機嫌。

描かれた人物や動物の大きさは、権力や強さを表しているのでしょう。

 

「オイ、クマ!息災か?」「ハッ、ハハーッ恐悦至極に存じます」・・・。

絵画の中ではどのような会話が交わされているのか想像・・・聞こえてくるようです。

 

ユル絵ながら、絵の中ではしっかり階級社会が描かれている。