日経紙連載「日本史のネコ」十選(1)

梅堂国政「蚕やしないの図」

・・・猫はかわいい。そう思って見れば、描かれた猫もかわいい。しかし半面、他の事柄から注意を逸らし、かわいいものとして見るように、方向づけられてもいる。描かれた猫たちを通し考えてみよう。・・・

 

また、面白そうな十選が始まっています。

養蚕の諸段階、製糸、機織りまでの工程を描く、蚕織錦絵と呼ばれるこの絵は、技術への興味・工程を理解させる教育的効能と担い手としての女性を結びつける社会イメージがあったらしい。

 

ネコは蚕の天敵であるネズミ除けの役割があるというが、でも~肝心のネコは何処?。

凝らして見ると、絵の左側に貼ってありました。↑

これは、まじない的な感じですかね。

 

絵を見る限り華やかな感じもするが、実際は過酷な労働環境だった・・・。

ひょっとしたらネコが過酷さを紛らわせてくれたのかもしれません。

でも、実際にネコがいると仕事にならないような気もします。