日経紙連載「日本史のネコ」十選(6)

蓮唐草螺鈿礼盤

・・・礼盤は仏前で僧侶が座す台で、大きさは畳半畳ほど、上には畳や敷物が置かれた。この礼盤は、鎌倉時代初め頃の作で、黒漆に螺鈿で蓮華唐草を表し、毛彫した金物を打つ華やかなものである。・・・

 

その礼盤の反り返った脚を「猫足」というようです。

ジッと見ていると、ネコの手足のようにも見えてくる。

仏前の台の脚が「猫足」~ということは、ネコは特別な生き物とされていたのでしょう。

おネコ様が、敷物が置かれた礼盤で香箱座りしていることが多かったから?猫足。

仏前に香箱(お香の入れ物)は付き物だった。