日経紙連載「日本史のネコ」十選(10)

斎藤月岑日記」嘉永四年十月二十一日条

・・・幕末の江戸、両国橋のたもとで生きている虎が見世物となった。見物してきた町名主で地誌編者の斎藤月岑(さいとうげっしん)は、日記の余白にその動物を描き、口上や看板を踏まえた観察を書き添えている。・・・

豊後(大分県)で生け捕り。

小犬の大きさで尾が太く、太っている。

薄鼠色に茶の斑。

生餌を食べる。

鳴き声が聞こえないように拍子木でごまかしていた?。

「虎にあらず猫の一種なり」(月岑)

記事ではツシマヤマネコかも~とあります。

よく特徴を描いていると思います。

本物の虎もそうだが、両者とも絶滅危惧種。

 

・・・「日本史のネコ」十選も(10)まで辿れました。

ネコを通じて日本史の一面を知ることができた?と思います。

ペットとして、益獣として、そして信仰対象として昔から大事にされていて良かった。