日経紙連載「境界のクリーチャー十選」(3)  人形魚の引札

・・・両手を曲げ、尾ひれの先が「し」の字に曲がっている人形(ひとがた)の魚の「干物」が江戸時代後期に見世物として出回った。その小さな手の5本指、まばらに残る毛髪、笑っているのだか叫んでいるのだかわからない口から覘く小粒な歯並びを、この絵は忠実にとらえている。・・・

 

引札~見世物のチラシやチケットだそうです。

実は、魚、サル、などの動物の部位と張子細工をつなぎ合わせた偽物人魚のミイラ。

 

・・・それでも人々は、珍獣の「真形」(実物)、ないしその画図を見ると、無病、長寿などのご利益があると信じ、特に疫病が流行るとこうした絵も流布した。・・・

 

コロナ禍でよく見かける「アマビエ」のような存在だったのでしょう。

こちらの方がブキミだが・・・その方がご利益あった?。

かえって気分悪くなりそうですけど。