ちょうど一ヵ月前に読み終えた「悪童日記」が課題本の読書会に参加。

参加者それぞれの感想を聞くことで、様々な見方があることを識ることができます。

そして~内容が内容だけに物議を醸し出す予感も・・・。

 

著者アゴタ・クリストフは第二次世界大戦前にハンガリーで生まれ、戦後ハンガリー動乱を逃れ西側へ亡命~フランス語で「悪童日記」を著しています。

母国と言語を失った悲しみと怒りが、作中の冷徹な描写の根底にあるとの感想・・・この視点は無かった。

日本国内では感じることが少ない~アイデンティティ?国と言語、存在できる場所。

諸外国に目を向けると母国と言語を失った、失いつつある人々がいる現実が浮かび上がります。

決して物語の世界ではない。

 

直前に読み終えた「残像に口紅を」も言葉をめぐる内容でした。

言葉・・・言語・・・大切なのはモチロン、言葉遣い含めて丁寧に使いたいと思ふ。